魔女、占い師、ジプシー、ボヘミアン・・・、そんな言葉でよく表現されるのがSep.(セピア)。
フィリップ・ベイリー氏は著書で『The independent woman(自立した女性)』をキーノートとしている。
Puls.やPhos.やNat-m.と同じく女性のRemedyとして独特の『型』を持つのに、イマイチ視覚的イメージを持ちにくいのがSep.(セピア)。
下の写真は2011年公開の『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』(Sherlock Holmes: A Game of Shadows)に登場するマダム・シムザ(ノオミ・ラパス)というジプシーの占い師で、私が「う~ん、Sep.(セピア)チックだわ~」と感じた女性。
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『The independent woman(自立した女性)』の『Independent(独立・自立・依存していない)』について、
Sep.の女性が何から『Independent』しているのかというと、
これは当時(Homeopathyのマテリアメディカができた200年程前)の時代背景を考えなくちゃいけないんだけれど
(文献を紐解くのにはさー、文化や宗教等の時代背景を考証するのが当然なのに、何故か日本のホメオパシー界ではこれをやる人がいないんだよねー、怠慢だと思います)、
キリスト教会主導の男性優位社会からの『Independent』なのだと私は考えます。
かといって、Ign.のように声高々にフェミを叫ぶ風でもなく、Nat-m.のように防衛メカニズムとしての独立を求めるのでもなく、Sep.のそれはもっと自然体のものです。
Sep.の女性は、男に(女にも)媚びません。
ここで「セックスに無関心なSep.」の話に戻りますが、
この『セックスに無関心』っていうのだってね、
当時のキリスト教の性的抑圧の強い男性優位社会において、ケントやらなんちゃらやらの男性達による記録(Materia Medica)なんでしょ?
この時代なんてほっとんどの男性たちは女性を悦ばせよう、なんて発想は持っていなかったと思うしね、
そもそも女なんてパートナーとのセックスが合わないと感じたら、
「私、元々セックスってあんまり好きじゃなくって・・・」と胡麻化して逃げるのが99%だと思うんだよね。(そうだべ?少なくとも友達のあゆちゃんはそう言ってた)
だからね、この「セックスに無関心なSep.」ってのはあくまでも男性の側からの主観であって、
男が単に下手くそなだけだったんじゃないか?
(「下手くそ」って言えないからやんわり逃げていただけかもしれないでしょ?)
って思うんです。
もしくは、Sep.は自由な性に対する意識を持っていて、
男に服従するだけのセックスが嫌だった、って可能性もあるよね。
・・・・ってなことは私はもう10年以上も考えていて、
でも周囲の誰もこれに言及する人がいなくてずーっとモヤモヤしていたんだけど、
私の大好きはフィリップ・ベイリー氏は「Sep.の女性は男性の“sexual spittoon(性的痰壺)”になるという思想に耐えられない」ってなことを本に書いていて、
彼とはほぼほぼ同意見だと知って嬉しかった(⌒∇⌒)
と、ここで「エロスの伝道師」であるSep.疑惑の杉本彩さんの伝えたいエロスがなんとなくわかってくると思うのです。
彩さんのエロスはSep.的な『The independent woman』としてのエロスなんですよ。多分ね・・・(笑)
えーっと、中途半端ですが夜も更けてきて眠いので、今日はここまで。
では。