たまたま、こんな動画を見つけた。

【広瀬香美】石川さゆりさんの天城越えを歌ってみた⑦【※天城トレイルランニング】

 

私、広瀬香美さんは知らなかったけれど、
“石川さゆりさん”も“天城越え”も知っていて(アラフィフってこんなもんです。ちなみにおとーもそうです)、
この動画はすんごく面白かった。
「分析パート」がつまらないと思った方は「歌ってみたパート」が7分位から始まるのでご覧下さい。

 

「広瀬香美さんって楽しい人だなぁ。観ていて元気になるよねっ!」っておとーにこの動画を見せながら言ったら、
「そぅお?・・・俺は引くけど・・・・」って答えが返ってきたので捉え方は人それぞれなんだと思う。

 

この広瀬香美さんの「歌ってみた」シリーズが気に入った私は、
他の曲のも見たんだが殆ど知らない曲ばかりで、それでもこれが特に気に入った。

【広瀬香美】どぶろっくさんのもしかしてだけど歌ってみた⑧【※江口さん大きな二物】

 

 

「『どぶろっく』って何?」と動画を検索してみた。

 

 

 

ウケたヾ(*>∀<)ノ゙キャハハッ

 

 


検索すればもっといい画像のが出てくるけれど、このネタが面白かったので・・・。

 

なんとUHA味覚糖公式チャンネルにも登場していた。

 

 

これらの動画のコメントに
「最近鬱気味で深夜に曲を聴きながら泣いていたらこの広告が流れてなんか全てどうでも良くなりました。ありがとうございます。」
とあって、ちょっとウルっときた。
うんうん下手なわけのわかんない周波数のヒーリングミュージックや、いかがわしいヒーラーの手より全然癒されるよね(笑)

 

凄いなぁ。。。どぶろっく。。。

 

下ネタなのに不思議と下品さが漂っていないところがいい。
それに二人ともとても美声だし曲づくりのセンスもいい。
江口さん、実は超真面目でシャイの陰キャラなんじゃないかと思います。
森さんのおおらかさもいいよね。

 

さんざんどぶろっくさんのネタ動画を観た後に、
「おおきなーいちもーつをくださいー」と(実は影響を受けやすい)おとーまでもが口ずさんでいました。

 

 

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私も下品にならないように、ホメオパシーの下ネタいきます。

 

 

 

今回のレメディは゜*:.。.*:+☆『Phos-ac.』☆.。.:*・゜です。

 

 

起因は感情面での失望感。主に愛の失望だったりする。精神の衰弱による無感動、無関心。
プラス身体面での体液の喪失(精液・下痢・嘔吐)。体力の消耗。内分泌系の衰弱。
身体面より先に精神面が影響を受ける(例えば「妻が居なくなってから仕事に集中できなくなった・・・」等)。

・・・と、このレメディの特徴はかいつまむとこんなもんです(ものすごくザックリですが)。

 

 

 

勿論、大きなポリクレストなので「あー、はいはい」ってな感じで知ってはいたけれど、
私の周囲で「愛の失望」により病に陥っちゃう人がいなかったり、そういうクライアントも来なくて、
だから使ったこともない上に、なんだかあんまり興味がないレメディだった。
それでも私の敬愛するフィリップ・ベイリー氏はこのレメディを急性又は亜急性のレメディとしてではなく“rare”な体質レメディとして考えていて、
何故かというと精神面と身体面の両方に共通した多くの特徴がみられるからだそうだ。

愛の喪失によって体液が消耗して衰弱してしまうタイプの人の傾向ってのがある、ってことは、
それはそれで興味がないこともないのだけれど、この『体液の喪失』ってのがなんだかピンとこないなぁと感じていた。

 

 

だって、

失恋で、精液・下痢・嘔吐がドバーッて、そんなことあるかい?

 

 

 

でも先日のバナジー先生の講義では、
「衰弱とは、性的な衰弱を指していたり、・・・早漏、不随意の射精・・・過剰なマスターベーションによることかもしれない。つまり性の過剰の人かも。それによって性的な衰弱が起こる」
ってな説明をしていて、
あら、いっつも精神面が先に来るってわけでもないのね、
・・・あれっ?過剰なマスターベーションっつうのは精神面の病が身体面より先行しているって考えるのか?あれっ?あれっ?、
と、やっぱりよくわかんないや、と、ボーっとこのレメディについて受講していたんだが、
急にハタと思いついた。

 

知っている人、いました。☆v(o・∀・o)v ☆イエーイ☆

 

 

 

こちら、私の青春時代の愛読書の『紅楼夢』。だいぶ装丁がくたびれてきています。

20200721紅楼夢

この二巻に登場する男性の話。

20200721紅楼夢2巻

 

賈瑞という若い男性(独身)が王熙鳳という美しく気が強い女性(既婚)に恋をするが、
彼女の毒計にハマり、冬の極寒の中散々痛めつけられた後に汚物を頭上からかけられ、病に伏すことになる。
病の床で、ある道士に貰った鏡をのぞくとそこには髑髏が見え、
驚いた賈瑞は「裏はのぞいてはいけませんよ」という道士の注意に背き、
裏を覗いてみるとそこには恋焦がれた王熙鳳が美しい姿で「おいでおいで」と手招きしている。
賈瑞はふらふらと鏡の中に入り込み彼女と良きことを済ましたあと、彼女に送られて自分の床に戻る。
そこでハッと目を覚ましそれが夢だったと悟る。
賈瑞の身体は全身がぐっしょり濡れていて、それは汗ではなく大量の精液であった。
それでも彼は物足りなく、もう一度鏡を覗いて彼女に会いに行く。
・・・とこれを何度も繰り返し、ついには遺精の海の中、息絶えてしまう。

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簡単に抜粋するとこんなごくごく短いエピソードです。
当時高校生の私はこれを読んだとき、男の生理についてはよくわからなかったけれど、
自分の身体がどんどん衰弱していく中で、それでも何度も鏡の中の好きな人に会いに行ってしまう、というのはなんだかわかるような気がした(・・・なんとなくね)。

 

 

これ、Phos-ac.だよね。 (ノд・。) グスン. (ノд-。)カワイソウ.

 

 

 

Phos-ac.の外観はPhos.に近くやせて骨ばった感じのタイプが多いようです。
『Lack of boundaries(境界・限界の欠如)』の特徴を持つPhos.に、アシッドの『極端で尚且つ衰弱を伴う』がプラスされたレメディ。

 

 

そもそも賈瑞は綺麗な王熙鳳のことを「この人ええなぁ~」って話しかけたら、
すぐ賈瑞の気持ちにピンときた彼女に「はは~ん、ばーか」ってな様子で適当にあしらわれて、
そんな彼女の態度に勘違いして「もしかして脈あり???」と舞い上がってしまうのである。

 

まさしく、もしかしてだけどっ♪、って勘違いして暴走し、
精神肉体共に境界(&限界)を越えてしまったかわいそうな若い男の話なのである。

 

(おっ、話がうまくまとまったぞ!)

 

 

 

 

・・・と、ここで話を終えようとしたけれど、
この『紅楼夢』に登場するメインキャラの林黛玉についても追加して書くことにします。
(メインなのに紹介が後になってしまった(汗))

そもそも『紅楼夢』は、まずは天界の話から物語が始まります。
西方に絳珠草(こうじゅそう)という草が生えていて、赤瑕宮の神瑛使者(←天界の人)に日々甘露を与えられ、とうとう草木としての形骸を脱し、女人(絳珠仙女)の姿にかわった。
その神瑛使者が下界におりることになって、この絳珠仙女も『自分はあの方に甘露を恵んでもらったのに、お返しする水がなかった。あの方はもはや下界におりて人間となられた。私も下界におりていって人間となり、私が一生のあいだに流す涙をあの方にお返しして、せめてもの償いにしたい』と、一緒に下界におりることになる。
で、この二人以外にもぞろぞろと下界におりていった天界の多くの者たちが人間界で生まれ変わり壮大な人間模様を描き出す、ってのがストーリー。

で、この“絳珠草”=“絳珠仙女”の生まれ変わりが林黛玉という女性なんですが、
病弱で過敏な美少女で詩才があるが神経質でとにかく扱いが難しく日夜泣いてばかりいる。
思い人の賈宝玉(神瑛使者の生まれ変わり)と結ばれることかなわず、気落ちし肺病が重くなり『涙尽きて』死んでしまう。絳珠仙女の『涙で返す』との言葉に呼応した終焉となる。

 

肺病ってあたりが結核マヤズムを想起させるし、
『涙尽きて』死んでしまうってのも、体液の喪失の特徴を持つこのPhos-ac.を連想させる。
紅楼夢は『三国志演義』『水滸伝』『西遊記』と並べて『中国四大名著』と位置付けられており現代でも非常に有名な小説で何度かテレビドラマ化もされている。
その物語に「失恋による体液の喪失で亡くなる」人物を二人も登場させたってことは、
そういうタイプが古来より決して珍しくなかったということであり、
紅楼夢の読者はそんな彼らに共感しつつこの物語を読み進んでいったんだろうな、と思うわけです。

 

 

 

Phos.にしてもacidにしても化合物のレメディは沢山あり、
印象の薄いレメディは「はて、なんだっけ、どんなんだっけ?」と特徴を忘れてしまうことが多いのですが、
このブログが若いホメオパス達がレメディを覚えていく時の助けになれば嬉しく思います。

 

 

 

では。