はい。レメディ分析いきますよ。

おとーとは「貴乃花のレメディは○○○○だよねー、やっぱり・・・」とは話していたが、
一応ホメオパスとして活動しているので、ちゃんといくつか情報を集めて分析するつもりでいて、
でも貴乃花って露出も少ない上にメスメディアに対しての発言も少ないし、
ネットで検索しても細かいエピソードがなかなか出てこないので、

 

ほんと、分析しにくい。

 

 

でも、昨日ネットで
貴乃花 ブログで綴っていた“弟子への思い”が話題再燃
という記事を見つけて、あー、やっと分析できそうだ、と本腰を上げることが出来た。

 

・・・とこの記事の話にいく前に、
お得意のエレメント分析でキャラクターを大雑把に見ていきたいんだけれど、
貴乃花親方の場合、このエレメント分析が非常に難しい。
まずは私の場合、エレメント分析をする時って『火』のエレメントがこの人の中でどういう位置づけをしているか、ってところをまず見るのだが、
(『火』のエレメントは強烈だからわかりやすいのだ)

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※火は個人的な引力、忠誠、勇気、霊感を持つエレメント。
利己性、欲望、怒りのエレメントでもある。

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貴乃花親方のエレメント分析の何が難しいって、
彼は『火』のエレメントの部分をかなり抑制しているんだよね。
ガチンコであれだけ勝負の世界に君臨して業績を残したんだから、
情熱的な『火』のエレメントが少ないわけないのだが、
例えば朝青龍みたいに、今回の暴行事件にからんでモンゴルからツイートしてあれこれ吠えたりとか、そういうことは貴乃花は絶対しないだろう。彼の相撲道が許さない。
朝青龍は文句なしに『火』のエレメントがかなり強いでしょうねぇ。
勝ちにこだわる相撲をしていたし、色々な意味で枠にはまらない彼の言動に、
現役時代には散々『横綱の品格』が問われていた。
かたや貴乃花の『品格』にダメ出しする人は一人もいなかったはず。

横綱たるやこうあるべき、という『相撲道』を貴乃花は今も昔も歩んでいるっぽい。

朝青龍にしても白鵬にしてもその他大勢の力士にしても、闘争心ゆえの勝負である中、
貴乃花の場合はそうではなかったのだと思う。あくまでも『相撲道』。(このへんは分析通り越して私の個人的見解だね、こりゃ(笑))
そりゃ~いくつも揉め事があったようだけれど、一切マスコミには語らずだった。彼が愚痴や言い訳を語ったことは一度もない。

多分かなり強烈であろうはずの『火』のエレメントの抑制が強いと、
さてそのエレメントをどう位置づけしてよいかわからなくなる。
このように『火』のエレメントが抑制されているせいで
分析しづらいレメディが実は主要レメディーに二つあって、
それがCarc.(カシノシン)とStap.(スタフィサグリア)なんです。
(おっと、いきなり核心か?)

 

 

と、この二つのレメディはとりあえず置いておいて・・・、
だから今回はエレメント分析は据え置きとしまーす。

 

 

 

で、上の記事に戻るわけですが、
内容は以下の通り。

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(本文より抜粋)

’13年5月12日、貴乃花部屋のホームページ上で「わが弟子たちへ」というタイトルがついた投稿にはこうある。(一部抜粋)
 
「神様を敵に回しても親方はなにも怖くないさ。ただ、君たちが怪我をするのだけがすごく怖い。神様は居るようでいないものだよ。居るとしたら、君たちの守護神は親方さ。君たちのためなら、例え世界中の神様を敵に回したとしても、なにも臆することはない。もしも神様が君たちの命を奪いにくるのであれば、親方が奪い返す。親方は相撲しか知らない。相撲は詳しい、負け方も勝ち方も心得ている。しかし君たちには勝たせることしか教えない。命懸けで勝たせる。」

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神様はいるようでいない。
君たちの守護人は親方。
世界中の神様を敵に回したとしても・・・。
神様が君たちの命を奪いにくるのであれば・・・。

 

これらはDelusion(妄想)と呼ばれるものです。
それが現実か現実でないか、というのはどうでもよいことで、
その人独自の世界観を語っているものであればホメオパシーではそれを“Delusion(妄想)”と呼びます。

 

敵に囲まれているMind – Delusions – surrounded by enemies:)」という妄想で有名なのはMerc.(マーキュリー)。
でも人って窮地に陥ると「四面楚歌だ~」って感じることは案外多く、
私は安易にこのルブリクスに飛びつくのは避けています。勿論参考にはするけれど。

そもそも、Merc.(マーキュリー)は固定されたパーソナリティというものがなく、
周囲の環境に非常に影響を受けやすいので自分自身のアイデンティティーを保つことが難しいタイプ。おそらく貴乃花親方にはこのレメディはマッチしないでしょう。

 

 

さてさて、私が目を付けたのは神様が君たちの命を奪いにくるのであれば・・・の表現。

Mind – Delusions – murdered: will be murdered; he:
(精神症状 – 妄想 – 彼は殺されるだろう)
absin. am-m. Bell. Calc. camph. carc. hep. Hyos. ign. kali-br. kali-c. lact. lyc. mag-c. merc. Op. phos. plb. positr. Rhus-t. staph. Stram. verat. zinc.


これは結構いいルブリクスを選択できたと思う。
数も手頃なレメディが並んでいるし。

 

 

後は定番のルブを拾いましょうか。

Mind – FASTIDIOUS:
(精神症状 – 気難しい・潔癖)

Mind – DUTY : – too much sense of duty:
(精神症状 – 義務感・使命感・倫理観が強すぎる)

Mind – INJUSTICE, cannot support:
(精神症状 – 不正や不当を支持することが出来ない)

これも面白いかも。

Mind – DISOBEDIENCE:
(精神症状 – 不服従・反抗)

 

 

レパートライズの結果、

Carc.が貴乃花親方にはマッチすると思われます。やっぱりね・・・

 

Carc.は癌細胞のレメディ。
DIDIER GRANDGEORGEは著書の中で
「自分自身を投獄し、自身の攻撃性を内に秘める」とCarc.を表現している。

 

 

ルブにあげたInjustice(不正)について、
Injusticeが許せないレメディの筆頭はCaust.が有名ですが、
Caust.の視点は社会的問題にあることが多く、
弱者側の個人の権利が脅かされていると感じたときに、
それが赤の他人でも深く同情し、そして正義感が発動します(←実際に具体的に活動しちゃうのはごく少数ですが)。

貴乃花の場合の今回のInjusticeに対する怒りは、
まずは弟子への保護者としての強い思いがベースで、
それに加え協会に対する不信感からきているのではないだろうか。
Caust.のとはニュアンスが違うような気がする。

 

 

Carc.のわかりやすい特徴として、
皮膚にカフェオレ色の斑点があったり、
まつげが長かったり、白目のところが青みがかかっていたりする
(出来たら貴乃花親方のこういうところを直に観察してみたい)。
旅行が好き、音楽が好き、自然が好き、動物が好き、台風が好き、チョコレートが好き・・・というのもある。ロマンチストの傾向にある。
家族歴に癌患者がいるとか(貴乃花親方の場合、父親とそのお兄様が癌で亡くなられている)、
親のコントロール下で育ったとか、もしくは親から虐待やネグレクト、愛されなかったとか、そういう問題を抱えていることも多い。

 

 

実はこのCarc.、現代の非常に多くの人に反応しやすく、
シミリマムでなくてもかなりよく反応する場合が多い。
使い勝手のいいレメディといってしまうと語弊があるが、
このレメディを摂った暫く後に違うレメディに移行する場合もよくある。

 

なので、貴乃花親方にはこのCarc.をひとまず摂って頂きたいな、と。
ポーテンシーは1Mいきましょうか。
摂ったらどうなるか?
何かしら “流れ” が変わると思われます。

 

では。