生命のDynamis

Bell.(ベラドンナ)

 

ナス科の多年草。ヨーロッパに分布。ヒヨスチアミンなどのアルカロイドを含む有毒植物。根と葉を散瞳薬や鎮痙・鎮痛薬に利用。セイヨウハシリドコロとも呼ばれる。日本での『ハシリドコロ』は北海道を除く日本全土に広く分布している。ハシリドコロという名の由来は、食べると気が狂ったように走り出してしまうところから名づけられたという。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

以前に、海外から種を購入して育ててみたことがあった。
右がベラドンナ。左がハイオサイマス。

ベラドンナ発芽

成長するとこんな風。

ベラドンナ花

ナス科の植物なので“ナス”の花によく似ている。

ベラドンナ花アップ

実は黒みがかった紫色。

ベラドンナ実

 

 

京都・大阪・小豆島で育て、小豆島に地植えしておいてきた。今頃群生していたら楽しい♪

 


————————————————————————–

 

ベラドンナは「美しい婦人(bella donna=beautiful lady)」という意味。
鎮静作用が強力で、筋肉を弛緩させる。葉や根の汁を目にさすと、ベラドンナの成分アトロピンの作用で瞳孔が開き、輝くようになる。それで、イタリアの女性たちはこれを好んで用いたという。

ドイツ人の医師シーボルト(1796~1866)は、このベラドンナを携帯し日本にやってきた。そして、江戸の眼科医の前で実際にこれを使って目の手術をしてみせたらしい。その効力に医師たちは驚嘆し、その薬草名を知りたがった。シーボルトは差し出された日本の植物図鑑を見て、日本に自生している「ハシリドコロ」がそれだと告げた。

ベラドンナは、英語では「命を奪うナス属(Deadly Nightshade)」、ドイツ語では「気が狂ったサクランボ(Tollkirsche)」という。学名は「アトロパ・ベラドンナ」で、アトロパはギリシャ神話の女神アトロポスからきている。アトロポスは未来の糸を断ち切る女神である。

ベラドンナの保有する毒の成分は、アトロピン、ヒヨスチアミン等。これらアルカロイド系の毒成分を持っているものが多いのがナス科の植物(ジャガイモやトマトもそう!)。アルカロイドという言葉は恐ろしい毒素としてよく耳にするが、そもそもアルカロイドという単一の物質があるわけではないのだ。
アルカロイドというのは、動物にたいして特別に強い作用をもつ塩基性窒素を含む有機化合物の総称。実に2000種以上の物質が含まれている。なかでも強い毒性をもつものに、ヒヨス(ハイオサイマス)のヒヨスチアミンとスコポラミン、ベラドンナのアトロピン、トリカブトのアコニチン、チョウセンアサガオのスコポラミンなどがある。

 

Point
急性・発熱・高熱・乾燥・幻覚が伴う病気の代表ホメオパシーレメディ。
ズキンズキンとするどんな痛みにも!!

 

 急性の発熱
 咳
 喉の痛み
 頭痛
 片頭痛
 月経痛
 更年期障害
 歯痛
 目の炎症
 おでき
 耳痛
 歯の発生
 日射病


 

この植物を育ててみて、実際に葉や根のしぼり汁を目にさすのは怖くて試すことが出来なかったのだが、種を食べてみたことはある。種を噛みしめてみた途端にふわーっと身体中に血が駆け巡るような感覚を覚え、翌日には胸がパンパンに腫れた。胸の腫れは一日で治まったがどういうことかレパートリーで調べてみると、このレメディは『乳腺炎』に効能があるということがわかった。まさに『症状を引き起こすものが、その症状を癒(逆もまた然り)』という類似の法則の実体験だっというわけです。ちなみに当時通っていたホメオパシースクールの講師に「原物質でのプルービングはやめなさい」って怒られたっけ(笑)

 

 

 

 

 

 

 

お気軽にお問い合わせ下さい TEL 055-977-4600 受付時間 9:00 - 12:00 [ 土・日・祝日除く ]

カウンセリングセッション料金

 3時間まで・・・20,000円
 内科医同席の場合・・・30,000円
 レメディ代・・・500円
 交通費は実費頂きます。

コンテンツの転載禁止

サイト内のコンテンツの転載を禁止します。
No reproduction or republication without written permission.

PAGETOP
Copyright © The New Quest~ホメオパシーの世界~ All Rights Reserved.