生命のDynamis

Cham.(カモミラ)

 

子どものABCレメディ(アコナイト・ベラドンナ・カモミラ・・・頭文字のABCをとっている)のひとつとしてよく使われます。

 

ヨーロッパから西アジアにかけて分布し、黄色い芯に白い花びらを持ち、春先に直径3cm程の頭花を多数咲かせます。
アロマではカモミールというと「ローマン・カモミール」と「ジャーマン・カモミール」がありますが、レメディに使われるのは「ジャーマン・カモミール(German chamomile)」の方です。花にリンゴに似た特有の強い香りがあります。

ジャーマン・カモミール

 

カモミールティーには鎮静作用がありますが、飲み過ぎると逆に不眠やイライラを引き起こすことがあります。

カモミールティー

 

Point
我慢できない痛みだったらどんな痛みでも(月経痛・陣痛・歯生・耳炎・疝痛・下痢等)。
イライラ・怒り・癇癪に。

 

乳歯の生え始める子供に良いとされています。カモミラが適応する歯生時の小児は、痛みによる苦痛のために金切り声をあげて泣き叫び、常に抱っこを求めます。物を欲しがってもそれをすぐに投げ捨てたり、何が欲しいのか親が困惑するような子供です。
片方の頬が赤く熱を持ち、片方は青白く冷たい、という珍しい症状を持つことで有名ですが、私は残念ながらそのような子供は見たことがありません。
私自身に子どもがいなくママ友もいない為に、この子供によく使われると言われるCham.(カモミラ)を利用したことは殆どなかったのですが、思わぬところでこのレメディの恩恵を被ったことがありました。
私は昔から風の音に過敏で、強風の音にノイローゼ気味になることもしばしばでした。換気扇の音まで辛くなり、紙がほんのちょっとこすれる音にまでゾッとするようになり、そのような時は耳栓をしても気持ちを落ち着かせることは出来ませんでした。風の音が辛くて布団をかぶってポロポロ泣くほどでした。と、そこでよく効いたのがこのレメディだったのです。

DIDIER GRANDOGEORGEは著書「スピリット・オブ・ホメオパシックレメディー」の中でこう述べています。
「・・・出産・歯生・耳炎等、なんであろうが、カモミラは心をかき乱され取り乱します。紛れもない大荒れの嵐のように泣き叫びます。加うるに、カモミラは、気象上の嵐に耐えることができず、嵐を怖がります。・・・」

年齢や性別に関わらず、相手が表現する “痛み” や “イライラ” にを想起させるようなものを感じるときに、このレメディは役に立つと思われます。

ホメオパシーのアスピリンと言われている、いわゆる“痛み止め”のレメディに「Mag-p.(マグフォス)」がありますが、運悪く?Mag-p.に反応しない方はこのCham.(カモミラ)を試されてみるとよいでしょう。私は自身の頭痛の折にもこのレメディを利用します。

直接に相談を受けたことはないのですが、風をこわがる犬の話を耳にすることがあります。是非、このレメディを活用して頂きたいものです。

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カウンセリングセッション料金

 3時間まで・・・20,000円
 内科医同席の場合・・・30,000円
 レメディ代・・・500円
 交通費は実費頂きます。

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