一昨日は鶏肉のトマト煮。大目に作って腱引きの峰ちゃんの差し入れにした。

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昨夜は鯛の塩焼き。ほうれんそうのおひたし。

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殻つきホタテ。お酒をふりかけてオーブントースターで。

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ゴボウと葱をどっちゃり。賞味期限が切れてた牡蠣を慌てて投入(笑)加熱すれば平気だよ。

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食後のデザートはスーパーアオキのフルーツサンドイッチ。おとーのおみやです。

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今日も調子づいて本のレビュー。
エドガー・アラン・ポーの作品の「ウィリアム・ウィルスン」について、
ゲド戦記の「影との戦い」と映画「ブラック・スワン」をからめて書こうと思っていたけれど・・・。
この短編集に「ウィリアム・ウィルスン」が入っている。

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気が変わりました。

先日、こっこさん&シロクマさんからコメント頂いて私も買ってみた!
八朔の雪―みをつくし料理帖 高田 郁

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・・・歯医者の待合室で時間つぶしのつもりで読み始め、人目もはばからず 爆涙号泣

 

一途で頑張り屋のヒロインが周囲の人々の温かさに支えられながら艱難辛苦を乗り越え、っていう、
こんなベタな人情モノの時代小説で泣いちゃうなんて、わたし疲れているのかな・・・。

帰宅してお風呂で半身浴しながら又
寝る前に読んで又
もうアカンわ、ぐったりやわ。
(ヒロインと一緒の関西弁になってるし・・・)

料理の話も楽しい。
そんな小難しい料理が載ってるわけじゃないのが好感が持てる。
やっぱりお出汁って大事よねってウンウン頷きながら、
大阪出身のヒロインが、江戸人の旬モノに対する嗜好、そして江戸人の気質に沿って作る料理って観点が面白くて興味深い。
8歳の時の水害で目の前の濁流に両親がのまれるのを目にしたヒロインの澪(みお)。
料理屋の女将にひろわれ、女将の手ずから匙で重湯を口の中に入れた途端に澪の瞳がみひらく。
・・・甘い。何て甘いんやろう。・・・

 

何かを美味しい、と思えれば生きることができる。
たとえどれほど絶望的な状況にあったとしても、そう思えればひとは生きていける。
そのことを澪は誰よりもよく知っていた。

‐‐‐‐‐‐‐‐美味しいものを作りたい
(作中より)

 

うちのおとーはね、二十歳そこそこで透析になって、
目も悪いし耳も悪いし、出会ったころは鼻も悪かった。ティッシュ箱を抱えて歩いていた。
(目は5年前に香川医大で手術して人工レンズ入れたので視力は私よりも良くなった。)
私がどんなに怒ってプンすかしていても、目の前でご飯食べてご機嫌になれるこの人が最初信じられなかったけれど、
多分この人も「何かを美味しい、と思えれば生きることができる」って生きてきたんだよ。
そう思うと、あかん、また目頭が・・・悲しス。

 

『人はパンのみにて生くるにあらず』と聖書にあるけれど、
パン(食べ物)って大事だよ。心にも身体にも。
というわけで。

 

この本シリーズなんだよね。
Amazonで続きを5巻まで中古本を1円で購入した。
早く届かないかなー。
では。

 

 

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