オレンジのユリが咲いた。3年程前に知人から頂いたものが増えてきている。ユリってすごく増える。。。

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野趣に富んだ雰囲気でいいですよ。

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てんまるがキッチンのゴミ箱(蓋つき)の上でくつろいでいる。こんなとこに居座るのはニャンズの中でこのコだけ。

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てんまるのブルーグレーの目は綺麗です。

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おとーの部屋でくつろぐすずこ

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読み終えたばかりの本。「香水―ある人殺しの物語」。

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Amazonプライムでこの本を原作にした映画を観て原作に興味が湧いた。
パフューム ある人殺しの物語

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贅を尽くした、というか、
芸を凝らした、というか、

とにかく お金&手間暇かかってるなぁ

というのがよくわかる映画で見ごたえ充分でした💮(ハナマル)

 

 

主人公を演じた グルヌイユ役のベン・ウィショーは素晴らしかったし、
師匠の(老いて既に才能の枯渇した)調香師役のダスティン・ホフマンも好演していた。

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あらすじは・・・(ネタバレあります)

18世紀のパリ。
天才的な嗅覚を持ち調香師となった主人公が、
究極の香りを求めて二十数名の処女を殺害。
彼女らのエキスから作り上げた媚薬?で処刑を免れるも、
最後には浮浪者たちの食欲の餌食となる。

・・・・という、
ムチャクチャなストーリーの娯楽作品(苦笑)

 

 

これは最初に殺した赤毛の少女。

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殺した理由 → 「いい匂いがしたから」
という 超アブナイ 主人公。

あくまで10代半ばの処女の匂いでなくてはダメで、
それに見合う20数名を次々と殺し、臭いを抽出していく。

 

そもそもこの映画が話題となったのは、750名のエキストラが使われたという処刑場のシーン。

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殺した少女らから抽出したエキスの香水を身にまとっている主人公のせいで見物客がおかしくなって、突如 乱交シーン となる。

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「誰もが彼女を見たら愛さずにはいられない」という究極の少女の香りを使った香水により、
処刑台の上に立ちながら『愛の対象』となった主人公。
群衆が彼を「天使だ!」と叫ぶ。

で、誰彼構わずお互いにセックスし始めるんだけれど(年齢問わず性別問わず階級問わず・・・)、
その辺の流れがイマイチよくわからなくて、原作も読んでみたわけ(笑)

(本を読んで確認したのは)
最高の香りを手に入れ、群衆の愛を手に入れた主人公なんだけれど、
群衆が見ていたのはそれぞれが思い描いていた理想の愛の対象であり主人公自身ではなかった。
(元々彼には体臭がなかった、ってのが暗喩かしらね。匂い=アイデンティティと簡単に片づけてしまうのはなんとなく惜しい気がする)

幻滅した主人公は、文字通り自滅する道を選ぶ。
自分が生まれた土地へ向かい、浮浪者たちの目の前で香水の残りを頭から全部かぶってしまう。
愛に溢れた浮浪者たちは主人公に飛びつき、襲い掛かり、貪りつくす。

 

・・・何故、食べる?

 

『究極の愛』の前では、誰もがセックスしちゃったり食べちゃったりってのはわかるようなわからないような・・・ムムム。

 

でも、おとーがご飯の時にウットリと目を閉じ、恍惚とした表情で味わい堪能しているのを見ると、
確かにそこには『愛』があるのかな、とも感じる。

 

 

こんなまとめ方でよろしいかしら(笑)

 

映画も原作の本もとても良かったです(´∀`*)

 

では。