昨日のななこ。

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ヨタヨタしながら大好きな押し入れに。

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今日のななこ。

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かなり痩せちゃいました。

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ボーっとした顔つきになってきた。

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こんな糸くずのような鰹節をほんの少しだけ口にしている。

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それでも押し入れが好き。

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少しずつご飯も食べられるようになり、
先週には他のニャンズの餌を横取りするまでに元気になったけれど、
木曜日の夕方に大量の嘔吐(未消化の餌)をして、夜に下剤をかけたところ翌日から又起き上がれなくなった。
魂の半分はあの世に行ってしまったような顔つきになり、本当に本当にもうダメだと思った。
それでもななこは再び少しずつ起き上がれるようになったけれど、
今度こそ本当にご飯が食べられなくなった。糸くずのような鰹節をほんの少し口にする程度。
でも私は又ミラクルが起きるかもしれないと信じて、
大好きな鰹節風味のサプリを4分の1にカットしてそれを時折ななこの口に入れていた。
ななこは逆らわずにごっくんと飲みこんでいたので、前回のようにこのまま粉末カリカリやちゅ~るに移行できるのではないかと期待していた。
そしてご飯は食べられなくても水だけは少しずつシリンダーを使って摂らせていた。

けれども一昨日の朝、
時折与えていた4分の1カットのサプリをほぼ原形をとどめたまま水と共に嘔吐したのをみて、
あぁ、もう(固形物が)胃の中を落ちて行かないんだ、とわかった。
先週の大量の嘔吐も三日分程の未消化の餌だった。もうななこの胃は食べ物を消化できない。
ななこが回復したら、私は今度こそ下剤を使わずに、ななこの体力を消耗させないままに、
なんとかうまくやり切ろう、って決心していた。今度こそ、今度こそ。もう一度ミラクルを起こすんだ。
・・・でも既にそういうレベルの問題ではないのだと、やっとわかった。
肝臓やら胆汁やら胆石やら便秘やら消化不良やら、それだけではないのだと、やっと理解することができた。

「人間ではこういう症状は幽門(胃が十二指腸に接する部分)に腫瘍がある場合が多いよ」とおとーが教えてくれた。
そうなのかもしれない。癌があったのかもしれない。
でもそれがわかっていたとしてもシニア猫で体重が2キロちょっとのななこに手術を受けさせることはしなかっただろう。

 

やっと諦めがついて私はななこに笑顔を見せることが出来るようになった。
もうななこは私の切羽詰まった顔や泣き顔を見なくて済むだろう。

 

残りの日々をゆったり過ごそうね、ななこ。

 

では。