ニャンズも寝正月。

20180102ニャンズも寝正月

エビの頭をサッと焼いてすまし汁に入れた。美味しかった。

20180102すまし汁

野菜不足なので今夜は早々と鍋にしてしまった。冷凍してあったヤリイカを入れて。

20180102鍋

 

 

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DVD、3本観ました。寝るか食べるか映画観てるか、のお気楽な三が日。
早速レビュー書きまーす。

 

『君はひとりじゃない』

20180102君はひとりじゃない

 

『スウィート17モンスター』

20180102スウィート17モンスター

 

『ダンケルク』

20180102ダンケルク

ダンケルクってここ。

20180102ダンケルクはココ

 

 

さ~、どれについて書こうかなぁ。

(昨日観たトム主演の『ザ・マミー』に比べたら、どれもとても面白い作品だった)

 

 

 

この中でAmazonレビューがひとつもなかった『君はひとりじゃない』にしよーっと(笑)
(人気ないのかな?)

 

ネタばれあります。

『君はひとりじゃない』
2015年のポーランド映画。
現代は「BODY」(邦題ってほんとにセンスがなさ過ぎて泣けてきそう)。
母を失い精神を病み(摂食障害)心を閉ざした娘、
これまた心を閉ざした父(日常的に死体を見ている感覚マヒの刑事)、
霊的な存在を信じているセラピストのアンナ。

20180102君はひとりじゃない

ここには「娘と父をつなぐ天才セラピスト」ってうたってるんだけれどね、
監督としたらほんのちょびっと斜め目線でセラピストを見ていたんじゃないかな、と。
(天才セラピストとしては描かれていなかったような・・・・)
ブラック・ユーモアが随所に溢れる作品だったからね。

 

摂食障害の娘を扱いかねている父親に、
「大変ねぇ。お父ちゃん・・・(泣)そりゃあ病んでる娘自身も大変だろうけれどさ・・・」
と、私はめちゃくちゃ感情移入しちゃいました。

 

キャラが一番立っていたのは、勿論 “天才” セラピストで、
セラピストというよりは、スピ系のヒーラー。
亡霊見えちゃうし声聞こえちゃうし、交霊とかできちゃう。
木を抱きしめているところを見ていた精神病院の先生からは気味悪がられている(苦笑)。

精神の世界に生きている人って、よくありがちなんだけれど、
なんつーか独善的なんだよね。
善意に包まれているのはわかるんだけれど、
「それ、“あなた”というフィルターを通して見ている世界であって、
それがどの人にとっても真実でリアルかどうかはクエスチョンだから」
ってのをね、現実にこういうヒーラーを見るたびに感じるのです。
(っつーか、どうしてどのヒーラーも自分が語っていることは紛れもない真実だって思うんだろ?)
そのへんの微妙な違和感を、この演じていた女優さんはうまく醸し出していたと思う。

女優さんだけでなく、パパさん演じていた俳優さんも上手かった。
最初、この霊感ありありセラピストを全然信用していなかったんだけれど、
心霊現象?を度々目の当たりにして徐々に気持ちが傾いていく。
最後には娘と交霊会にまで参加しちゃったりして、
でもどうしても100%信じきれなくて、クスクス笑っちゃったりする。

結局、セラピストは交霊には失敗したんだけれど
(「ここで安易に交霊したふりをしないこのセラピストってホンモノだよね」とおとーがしきりに感心していた)
一晩中付き合っていたパパに対して娘もクスクス満面の “もらい笑い” をして映画は終わる。

 

終わり方が物足りないような気もしたけれど、
こういうドラマって大団円ってなかなか難しいので、
これくらいのちょぴっとハッピーエンドで充分じゃないかしら?

 

セラピーシーンなんてなかなか具体的だったし、
おとーと楽しめた映画でした。

 

では。