今日は白猫のココの話。

 

ココの火葬の時に添えた花。11/11に亡くなりました。

20211229ココの花

 

 

ココななこが亡くなる前に既に腎臓が悪いとの診断を受けていた。
動物病院で薬を処方されていたのだが全く改善が見られなく、
ななこの火葬が済んだ後にセカンドオピニオンとして違う動物病院の診断を仰いだところ、
二つある腎臓の一つは全く機能していなく残った一つも殆ど・・・の状態で、
それに加えて肝臓に癌が見つかった。
余命は3ヵ月から半年、とのことだったけれど、
私は年内はもたないだろうと感じた。急激に悪化していた上にココは元々虚弱なコだったので。

 

どう頭と気持ちを整理して良いかわからなかった。
ただただ、ななこにばかり構いっきりになっていた2ヶ月間がココに対して申し訳なくてたまらなかった。
ベッドの私の枕の脇にななこを暫く寝かせていたのだけれど、
ココも何度かそこの場所で寝たがっていたのを「今はね、ななこが大変だから」とココをその都度移動させていて、
ココはそれが不満そうだった。一度、夜中に私の脇に潜り込んできたことがあって、でもそれを最後にななこのように混迷状態に入ってあちらこちらをウロウロするようになり、結局ココが寝たがっていたスペースをココにあげることはなかった。

 

ココの場合は、最初からななこのように「レメディでなんとかしよう」とは思えなかった。
私はななこを見てきて、ホメオパシーのレメディを与え続けたことが良かったのかどうかわからなくなってきていた。
もっと早く、獣医師が最後通告をした時点で私が諸々手放して諦めていれば、ななこは2ヶ月間も苦しまずにさっさと逝けただろう。。。

 

ココには体質レメディとしてBar-c.がよく効いていたけれど、結局このレメディは与えなかった。レメディ像がその時のココに当てはまらなかった、というのも理由の一つだった。
ただ血尿が出た時、そして不安げに人間にすがるように鳴き続けていた時にはApis.をあげた。Apis.はBar-c.と非常に関係の深いレメディで、ココにもとてもよく作用してすぐに落ち着いた。

 

「あと2~3日くらいかな」とおとーが言っていた翌朝、息を引き取ったばかりのまだ温かいココをおとーが先にリビングで見つけた。
黒猫の銀次郎もあっけなかったけれどココもあっけなかった。でも、本人(猫)にとったらあっけないのは幸せなのかもしれない。死ぬ間際の苦しみは短い方がいい。長く苦しませたくない、って飼い主だったら誰もが思うだろう。

 

ココは本当に可愛かった。呼べばどこに居てもすぐに小走りで駆け寄ってきた。
人間にべったりでいつでも構ってもらいたがっていて、正直めんどくさいなーって思う時もあったけれど、いつでもどこでも100%の愛情と信頼を人間に寄せてくれていた。
私は正直、ココの死をまだ受け止めきれないでいる。思いっきり泣くこともまだ出来ない。

 

火葬後のお骨はななこココも火葬業者の方にパウダー状にしてもらった。
ななこは粗挽きのライ麦粉のような重みを感じる粒の大きなパウダーになったが、
ココはまるで薄力粉のような、ふーっと息を吹きかければ舞い上がっていきそうなほどの粒子の細かいパウダーになった。
業者の方に「こんなに細かい軽いパウダーの猫ちゃんは初めてです」と言われたように、本当にココは儚いコだった。

 

 

亡くなる一週間前のココ

20211230ココ

 

 

 

明日は大晦日。
駆け足だったけれどななこココの最期を書き終えることが出来てホッとしている。
この【迷走日記】をずっと読んで下さった方、お付き合い頂きましてありがとうございました。
明日は毎年恒例の〆詣で行くかどうか悩んでいます。引っ越してきた焼津は元旦でもそれほど神社は混まない可能性が高いので、夫婦初めての元旦詣でを決行するかもしれません。

 

ではおやすみなさい。