簡単鍋。鶏肉とたっぷりの野菜。

20171010鍋

 

 

 

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元「生き神」の12歳少女が初登校、クマリ退任で ネパール
10/10(火) 8:47配信

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【10月10日 AFP】ネパールの首都カトマンズ(Kathmandu)で9日、思春期を迎えたことで生き神「クマリ(Kumari)」を退任したマティナ・シャクヤ(Matina Shakya)さん(12)が学校に初登校した。マティナさんは3歳で親元を離れ、9年の間クマリの地位にあった。

以前の厚い化粧を落とし、緑色の制服に身を包んだマティナさんは他の生徒たちと同じく、カトマンズ市内にある学校に徒歩で登校した。クマリだった頃に多くの人々の注目を集めた過去を少しばかりしのばせるかのように、学校の外では同級生や教師たちが音楽を演奏したり、旗を振ったりしてマティナさんを歓迎した。

クマリはヒンズー教の女神「タレジュ(Taleju)」の化身と考えられており、数世紀にわたる伝統として思春期を迎える前の女児が選ばれ、カトマンズ中心部の宮殿に暮らすことになっている。

また、宮殿からの外出は年に13回、特別な祝日の時しか許されないため、クマリは学校に登校することができない。それゆえ初潮を迎えて退任した後、社会生活になじむことに苦労する例も多い。

その一方で、マティナさんの父親は以前彼女が保育施設に通園していたと明かし、娘が新しい生活に適応できると確信していると語った。

AFPの取材に対し父親は、「娘が良い環境で学校に通い、より良い生徒になるよう願っている」と心境を語った。

マティナさんは2008年にクマリに任命され、自宅を離れて特別に任じられた付き人に身の回りの世話をしてもらっていたが、思春期に近づいているとして先月退任。新たに3歳のトリシュナ・シャキャ(Trishna Shakya)ちゃんが任命された。映像は登校するシャクヤさんや、クマリだった頃のシャクヤさん(9月5日撮影)。

 

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登校するシャクヤさんの姿って、どう見ても健康度が低そうに見える。
「病気なんじゃない?」とおとーも言ってる。

 

3歳からほぼ監禁状態。
クマリは足を地面に触れてはいけないので足腰の発育もかなり悪いだろう。
(祭りの日は人に抱きかかえられるか、輿や山車などで移動する)

クマリ信仰は近年、少女の自由と教育の機会を侵害する一種の児童虐待として人権活動家たちの批判にさらされている。
今回のニュースに上がったロイヤル・クマリ(カトマンズのクマリのこと。ネパール国内の村や町にも多数存在するクマリはローカル・クマリと呼ばれている)は、清らかさを重んじ、世俗や不浄から厳しく隔離されるため、とりわけ非難の的になっている。
2008年にこの地方のネワール族の女性がクマリ信仰の廃止を求める訴訟を起こしたが、ネパールの最高裁は文化と宗教的な伝統の重要性を理由に、この訴えを基本的に却下した。
(2015年のナショジオ6月号より)

 

 

 

日常生活に適応できなかったり、勉学の遅れを克服できない元クマリが多い中で、
それらの苦難を乗り越え、サクセスしたラシュミラ・シャキャさんという女性がいる。
http://www.47news.jp/47topics/ningenmoyou/91.html

「クマリであったのを後悔したことは一度もない。クマリはネパールが世界に唯一誇れる文化だと思う」。
「二つの人生を歩むことができたのは幸せ」。

 

 

『クマリはネパールが世界に唯一誇れる文化だと思う』

 

・・・あー、それは絶対間違っているね。
幼い少女を親元から引き離し、外にも出られず学校にも行けないような生き方を強要する文化を誇ってはいけない。

 

 

うまく社会に適合できなかった元クマリ達の声を聴きたい。
皆が皆、このサクセスした強く聡明な女性のように生きられるわけではない。
この伝統文化を廃止しろ、とまでは言わないが、
もっとクマリのしきたりをゆるくして、少女たちの健康や教育について気遣ってあげることならできるのではないか、って思う。

「形骸化させちゃえばいいんだよ」って私の発言に、
「それには文明化が必要だね」とおとーが言ってました。

 

では。