あいかわらずのてんまる。おとー撮影。

20220129てんまる

 

 

 

 

————————————————————————————————————

 

喫煙注意され暴行 車掌が制止後も暴行続けたか JR宇都宮線

20220129喫煙暴行

 

警察への取材に基づく事件の経緯です。

事件は今月23日、日曜日の昼ごろ、JR宇都宮線の列車内で起きました。
車内の優先席では、宇都宮市の飲食店従業員、宮本一馬容疑者(28)が横になり、「加熱式たばこ」を吸っていたといいます。
この時、同じ車両に乗っていた高校2年の男子高校生が優先席に歩み寄り、「たばこを吸うのをやめてもらえませんか」と注意しました。
すると容疑者は立ち上がって、「なんだお前」などと怒鳴り始めたといいます。
高校生は手のひらをかざして相手を制止するように姿勢を取ったうえで、「離れてください」と述べたということです。
これに対して容疑者は「手を出したな」などと逆上。
高校生の顔を足で蹴るなどの暴行を加えたということです。
このあと車掌が駆けつけて「お客様やめてください」と声をかけますが、容疑者は暴行をやめなかったといいます。
そして、列車が自治医大駅のホームに着くと、容疑者は高校生をホームに引きずり出してさらに暴行を加え、駅員が止めに入ってようやく暴行をやめたということです。
暴行は15分にわたったということで高校生は顔の骨を折るなどの大けがを負いました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

JR宇都宮線は20年近く前に私の母親が宇都宮のがんセンターにお世話になっていた時に何度も利用していたかなりローカルな線。
優先席で寝転がって煙草を吸っていようが、ワンカップ酒を飲んでいようが、ま、そういう人も居るかな、ってな雰囲気の路線でした。これは当時の印象ですが今もそう変わっていないんじゃないかな?どうなんだろう?

高校生は喘息もちだったとのことだけれど、それほど混み合う電車でもないので隣の車両に移るのは造作ない話なのに、
敢えて注意をしたということはこの高校生は“正義感が溢れる”というか“社会の良識や一般常識の観念が強い”・・・そういったコだったんでしょうねぇ。

 

一般のコメントではこの高校生の行為は褒めそやしているものが目立ったけれど、
「でも相手はマジキチだぜ?」と私はモヤモヤしていて、
おとーに「この高校生はどうしたら良かったんだと思う?」って訊いてみたら
「護身術を習っておくべきだったんじゃない?」と返ってきた。

あー、それそれ、私もほぼ同意見です。

 

 

 

世の中ってのは本当に理不尽まみれの世界で、
自分が幼い頃に教育された正義や道徳観念、「社会はこうあるべき」ってのは通用しないことが山ほどある。
それでも自分を奮い起こして敢えて“間違ったもの”に立ち向かっていくのには丸腰では通用するはずないので人それぞれ武装しなければならない。
それが護身術しかり、理論武装しかり、人やモノや権威に頼ったり、自身でも知識を蓄え・・・、そうやってなんとか理想に近づいていくものだと思うんですよ。
この高校生は青かった。理想主義のコには周囲は早めに気付いてあげて武装の必要性を教えなくちゃならない。
・・・と私は思うのです。

 

それにしてもその事件の車両に居合わせた人たちはとばっちりを食らう恐怖で身動きが取れなかったりしたのかもしれないが、
「あの時どうして助けようとアクションを起こさなかったんだろう」という後悔は一生続くかもしれない。
そういう苦しみはボディブローのようにじわじわと後からダメージがくるのではないか、と。

 

 

では今日はこのへんで。