今年の我が家の一番バラ。『春がすみ』。ピンクの一季咲きつるバラ。
3年前だったかな、癌腫にかかって処分した苗の小枝を挿し木にしたものが育った。今のところ健康です。柔らかなピンクの花と若々しい繊細な葉が魅力的。棘がなく扱いやすい。
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これね、本当に本当に素敵な薔薇なの(´∀`*)ウフフ。これからどんどん咲くのが楽しみ。
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数年前にお隣さんに押し付けた差し上げたモッコウバラ。綺麗に咲いています。
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アヒージョもブリも高野豆腐も、おとーはウマウマ喜んで食べていました。
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こんな記事を見つけた。
子供がいる人は幸せを感じていない? 現代の親たちが抱えるジレンマとは
The Parent Trapped
2019年04月24日(水)12時20分
マリッサ・ベイツ(本誌米国版記者)
(前略)
私たちは、親としての役割がどうあるべきかが分からない、歴史的な移行期の最中にいる。将来のために準備をさせることと、子供を幸せにすること。その2つが親としてやるべきことだとは分かるけれど、どちらもあまりに漠然としている。
(中略)
親として何をすればいいのか分からないまま、あらゆることをやろうとして爆発寸前だ。将来が見えないまま、子供があらゆる可能性に対応できるようにしようとする。ミュージカルで、全ての役の準備をさせるようなもの。『キャッツ』のグリザベラだけでなく、全ての猫の役をいつでもできるようにするなんて、あり得ない!
(中略)
私たち自身に見えていない将来への準備をさせることが親の仕事だから、できるだけ多くのことを子供に詰め込んで、どれかが役に立てばと思う。チームワークを学ぶためにサッカー教室へ通わせて、チェスも習わせる。周囲より優れた子供にしなければという思いがあっても、何をもって優れていると言えるのか、よく分からない。
(中略)
神経科学のおかげで、子供は前頭前野がほとんど発達していないことが分かっている。これは親にとって、とても役に立つ知識だ。まだ論理的に考えられない子供を、論理的に諭そうとしなくなるだろう。
子供は何かショックを受けたら、いずれその傷が癒えるということが理解できない。目の前のクッキーをもらえないことだけが、永遠に続く現実なのだ。
(中略)
作家で児童心理療法士のアダム・フィリップスは、子供はさまざまな意味で本当のモンスターと区別がつかない、と言っている。彼らは大人と同じ言葉をしゃべらない。自分の動きをコントロールできない。衝動に駆られて動く暴君だ。
(中略)
――あなたは親のストレス反応にも言及している。父親は自由な時間に(ストレスホルモンの)コルチゾールの分泌量が最も少なくなるが、母親はパートナーが手伝ってくれるときしかコルチゾールは減らない。
女性は自由な時間を単純に楽しめないという悲劇が見えてくる。誰かがやってくれると分かっていなければ、リラックスできないから。
(後略)
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興味深いと感じたことが何点かあって、
まず、私やおとーが育ったひと昔前(の田舎)だったら、
子どもなんか適当にほっぽらかして遊ばせて、
(一汁一菜程度の)ご飯食べさせて、
「ほら、学校に行ってこい」ってな具合で全然OKな子育てだったのが、
今はそんなわけにはいかなくて(方やネグレクトの家庭もいっぱいあるんだけどね)、
今の時代に子育てされている親御さんたちは大変だよなーと感じることが多い。
・・・ってのが、やはりアメリカでもそうなのね、と実感して(いや、多分逆でしょうね、アメリカが先で日本が後か・・・)、
この『周囲より優れた子供にしなければという思いがあっても、何をもって優れていると言えるのか、よく分からない。・・・』ってとこが、
実際そうだよなー、長所を伸ばせ、っていうけれど、
そんなヨッポドの才能だったらわかりやすいけれど、
どれもホドホドだったらどうすんの?って思うよね。。。
それと、
子どもは前頭前野が発達していないから、
論理的に考えられない子供を、論理的に諭そうとしても無駄だ、ってくだりが笑えた。
おとーは「ほらね、だからうちの猫みたいに(あっ、ももちゃんのことです)、悪いことしたら(餌をすぐ貰えないことへの抗議のウンコをリビングの床にしでかしたことを指しています)、ぶん殴るのが正解なんだよ」と納得していた。
体罰禁止の条例のニュースを最近よく見かけて、
それは児相が「しつけ」と称し虐待を繰り返す困った家庭への対応として指針を示したものであって、
そういう事情は分かるんだけれど、
モンスターである子供に、どんなに優しく言って聞かせても、愛情を持ってハグしてあげても、
無理なもんは無理なんじゃないかと思って、
でもこのご時世、そんなこと声を大にして言えません。
私はかつて文学少女で、中学校時代の愛読書のひとつが「赤毛のアンシリーズ(アン・ブックス)」で(確か10冊位あった)、
その中で成長した「赤毛のアン」のアンはアボンリー小学校の教師として少しの間働くんだけど、
その時の生徒にどうしようもない暴れん坊のガキンチョの男の子がいて、
いくらアンが優しく諭しても全然言うことを聞かない。
ある日業を煮やしたアンは(風邪気味でイラついていたのもあって)、
とうとう男の子に鞭(ムチ)を使ってしまう。
体調&理性が戻ったアンはとてつもなく反省するんだけど、
ガキンチョは「アン先生はそこらへんの男の先生よりスゲーや」とアンのムチでのシバキ方に感服し、以来、アンを尊敬し素直に言うことを聞くようになった・・・ヽ(‘д’ヽ)(ノ’д’)ノチャンチャン.ってエピソードがあった。
(すみません、内容はうろ覚えです)
「赤毛のアン」の作者のモンゴメリは “体罰容認派” でした。
ところで子供時代は発達していない前頭前野とはここのこと。
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(https://sandacc.org/zentouzenya/より)
高度な認知や行動を可能にしている部分『大脳新皮質』のうちの「前頭葉」のもっとも前に位置するところ(おでこのところ)。
セロトニン研究の第一人者で脳生理学者の有田秀穂氏は、この部分を“人間のこころ”と表現しています。(https://studyhacker.net/columns/zentouzenya-shigotoより)
記事の中で
「子供は何かショックを受けたら、いずれその傷が癒えるということが理解できない。目の前のクッキーをもらえないことだけが、永遠に続く現実なのだ。」
てところ、
これはセラピストとしてハッとさせられたんだが、
子どもだけでなく、病の中にいる大人にもこれが当てはまる。
『傷を受けた過去』を『今の現実』として生きている。リアルな今を生きることができない。
「過去にStuckしている(動けなくなってしまっている、立ち往生している)」と表現していたのはジェレミーだったっけかな?
じゃあ、前頭前野の働きを良くするように心がければ、過去にStuckしている状態から抜け出して、今を生きやすくすることが出来るのだろうか?
(やってみる価値はあるよね)
↓
前頭葉を鍛える方法
◆音読をする。
◆積極的に細かな作業(掃除など)や慣れていない(面倒な)作業をあえてする。
◆新しいことに挑戦する(計画を立て、実行する)。
◆ジョギング(有酸素運動)や瞑想をする(30分程度)。
◆やめたいと思っていることを止める。
(https://sandacc.org/zentouzenya/より)
(こっちの説明もわかりやすい)
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前頭前野のワーキングメモリーを鍛える方法
1.新聞を読解し、印象に残った単語を4つあげる。
2.電車の吊り広告を見て覚え、単語を思い出す。
3.会話中の内容を記憶するように聞く。
4.新曲を覚えカラオケで歌詞を見ずに歌う。
5.読書や音楽鑑賞の際に、頭のなかでイメージをつくり出す。
6.いずれも出来事すべてではなく、3つだけを記憶する。
7.いずれも記憶する際、楽しく記憶しドーパミンを出して脳を元気にする。
(https://studyhacker.net/columns/zentouzenya-shigotoより)
それと、父親は自由な時間に(ストレスホルモンの)コルチゾールの分泌量が最も少なくなるが、母親はパートナーが手伝ってくれるときしかコルチゾールは減らない。
ってところも大事。
世の中のお父さん、奥さんのストレスホルモンを減らす為に奥さんをなるべく手伝ってあげましょうね。お父さんみたいに好きなことやってストレス発散、ということがお母さんは出来ないんだそうですよ。
(うちは子供いないけれど、勿論おとーに色々手伝って貰ったらスゴク嬉しいです)
では。