先月末の東京遠征の際に新宿伊勢丹の地下で買ったミニケーキ。27日がおとーの誕生日だったので色々お菓子を調達してきた。おとーは「モロゾフのお菓子がいい!」って言っていたんだけれど「お菓子はどこで買おうがなんだって同じじゃない」という私の一蹴により願いが叶えられなかった(笑)
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夕飯後は必ずももこがおとーに抱っこをねだる(私の抱っこは嫌がるのに・・・(◞‸◟))。
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誰が!? “ヤフオク”に謎の出品 8.8億円「ストラディバリウス」
2/5(火) 18:54配信
インターネットオークションに出品されたのは、バイオリンの最高峰・ストラディバリウスだった。
価格は、8億8,000万円。
いったい誰が出品したのか。
世界をまたにかけて活躍する名バイオリニスト、千住真理子さん。
ケースで大切に保管していたのは…。
千住真理子さんは、「これがストラディバリウス、デュランティです」と話した。
心に染みる美しい音色を響かせているのが、千住さんのかけがえのない相棒「ストラディバリウス」。
千住さんは「みんながまねして作るけど、同じように素晴らしい音色のものがなかなか作れない。なぜ作れないのか、いまだに科学的に解明できない。手にする前は憧れの存在であり、この世にないもののような手に届かない存在だったし、本当に、夢にいつも見てました」と語った。
ストラディバリウスは今からおよそ300年前、イタリアの楽器職人、アントニオ・ストラディバリらが製作した、世界最高峰とされるバイオリン。
当時、およそ1,200丁が作られ、およそ600丁が現存するといわれている。
その名器が、なんとネットオークションに出品されたとして、話題になっている。
千住さんは「すっごく驚きました! 本当に見てみたいし」と話した。
「世界に一つだけの本物になります」。
1692年製のストラディバリウスとして出品され、即決価格は8億8,000万円。
状態については、目立った傷や汚れなしと書かれているが、入札者はまだいない。
こうして、ネットオークションに、ストラディバリウスが出品されることはよくあるのか。
東京都内の楽器店。
中には、5,000万円を超えるバイオリンもあるというが、店によると、ネットオークションへの出品は、これまで聞いたことがないという。
文京楽器・堀西基代表は「(ストラディバリウスは店にある?)残念ながら、今はないですね。なかなか手に入れるのが難しいです」と話した。
ストラディバリウスをめぐっては、2011年、日本音楽財団が通常のオークションに出品したものが、およそ12億7,000万円で落札された。
2018年10月には、ZOZOの前澤社長が、かつて10億円を超える値段で取引されたこともあるストラディバリウスを購入し、話題になった。
破格の高値で取引されるストラディバリウス。
今回出品されたものは、はたして本物なのか。
2018年、ストラディバリウスの展覧会を開いた販売店、「日本ヴァイオリン」の中沢創太氏は、「表板のこの部分、少し飛び出た部分のコーナリングの出来栄えも、この時代のストラディバリウスのフィニッシング。わたしが見るかぎり、ストラディバリウスだと思う」と話した。
出品者は商品について、イギリスの権威ある鑑定家、ピーター・ビダルフ氏の鑑定書付きと説明している。
今回、そのビダルフ氏が、たまたま来日していることが判明。
そこで、気になる疑問について直撃した。
名器鑑定の権威、ピーター・ビダルフ氏は「写真を見るかぎり、ストラディバリウスだと思います。見せられた可能性はあるかもしれませんが、これを鑑定したという記録はありません」と話した。
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ヤフオクで検索したけれどヒットしなくて、これ(落札)、どうなったのかしら?
私の大好きなヴァイオリニストのマキシム・ヴェンゲーロフ(Maxim Aleksandrovich Vengerov)が使うストラディバリウスは日本人の篤志家・・・というか音楽のパトロン活動に熱心な女性(チェスキーナ・永江洋子)がオークションで買ってあげたもの。当時オークション史上最高値(947,500ポンドとWikiにはあって、違う記事では$1.5Mとあったりするが、大雑把に言うと1億円と2億円の間)で取引されたもの。
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何年か前に、映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』というのを観に行って、そこで主演していたイケメンの若手ヴァイオリニストのデイヴィッド・ギャレットって人を初めて知ったんだが、彼の使うストラディバリウスは5億らしい。
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(私の耳では1億と5億の差は全くわからなかった 。好みからしたらマキシム・ヴェンゲーロフの音色や演奏の方が好きだけれど、デイヴィッド・ギャレットはイケメンだからOK(`・ω・´)b)
で、今回のヤフオクに出品されていた8億8,000万円の楽器が果たして1億の楽器よりもいい音色なのかというと、もうそこんとこはねー、どうなんでしょうねー。σ(・ω・,,`)?
っつーか、ストラディバリウス自体の値段が上がってきているのかな?
映像では、ZOZOの前澤社長が10億を超える値段のストラディバリウスを買ったということで、嬉しそうに下手くそになんか弾いているが(多分すごく練習したんだろうけれど)、そういうことは楽器や演奏家や楽器のつくり手に対する冒とくになるのでやめて欲しいです。
そういえば昔、邦楽やってる知人が「古道具屋で50万で鼓を買ってお弟子さんに100万円で売ったらさー、そのお弟子さんが自分のお弟子さんに200万で売ったんだよー」って話を笑いながらしていたけれど、ほんと、楽器の値段てよくわからない。
私は昔、箏や三絃をやっていたんだが、「舞台に上がるなら100万以上の楽器でなくちゃダメ」という不文律があって(あくまで最低ラインが100万円)、今考えると誰も値段のチェックなんかしないのに、みんな頑張って高い楽器を使っていた(まぁ、でも高い楽器は見かけでナントナクわかるんだけどね)。
でも100万以上の値段でも音の出ない楽器はいくらでもあったし、30万円位のでも十分に音の出る楽器はあった・・・。
よく「弘法筆を選ばず」っていうけれど、それは弘法さんだからであって、楽器を扱う人だったら誰だっていい楽器が欲しい。それに弘法さんだって、実際「質のいい筆」と「質の悪い筆」があったら間違いなく「いい筆」の方を選ぶと思う。。。
そういえば箏では『琴柱』っていって、ギターでいうフレットの役割をする可動式のものを使うんだけれど、舞台に上がる時は絶対象牙のものを使っていて、それはプラスチックのものに比べて、素人が使っても音色に雲泥の差があった。象牙の取り締まりが厳しくなったから、そういうのは今後どうなるのかしらねぇ。。。ちなみに私は20~30年前に当時70~80万円で購入して、「プレミア付くかも?」と今でも持っているけれど、取引が難しくなるのだったら持っていてもねぇ。。。
随分楽器にはお金をつぎ込んできて、「人生で一番お金かけてきたものをライフワークにするのが自然だ」ってどこかで読んだけれど、いや、もう私は十分です・・・(。・´∀`・。)カンベンシテクダサイ.
と、今日はつれづれなるままに書いてみました(-。-)y-゜゜゜
そうそう、この記事の最後の、
名器鑑定の権威、ピーター・ビダルフ氏は「写真を見るかぎり、ストラディバリウスだと思います。見せられた可能性はあるかもしれませんが、これを鑑定したという記録はありません」と話した。
というオチは笑えた。
w(( ̄ ̄0 ̄ ̄))w ナンジャソリャ!?
では。