最近、ABEMAプレミアムに登録して将棋の『第3回AbemaTVトーナメント』を見ています(*´σー`)エヘヘ。
(登録して2週間は無料、そのあとは月額960円とられる。うちはテレビがないのでこういうのに入っていてもいいかな、と考え中…)

 

相変わらず将棋の駒の進め方なんてサッパリわかんないまま、棋士については大分詳しくなりました。
棋士特有の控えめな抑えた言動の中でも結構皆さん個性的で、派手さのない(…というかアピール感のない)ちょっとした表情や仕草を観察するのがとても面白い。
Lyc.(ライコポディウム)的な人が多いよな、という感覚は変わらないんだけど
(ちなみに大きなポリクレストは幅広いパーソナリティを持つのでガチガチの固定観念を持たない方がいいです)、
そうじゃないタイプも勿論多くて、その中でも「この人は棋士の中では異色だろうなぁ」というのが佐々木勇気七段。

 

【会話しながら超早指し①】豊島竜王・名人率いる「GOOD BOYS」は天然パワーで勝負!?佐々木七段とのお互いの第一印象は?

 

 

トーナメントのチーム名を「『三月のわんわん』にしましょう」と言って、
リーダーに「それはちょっと・・・」と拒絶されたという話を番外編で繰り広げていた。

20200902棋士6

 

チーム内の親睦を図るトークで「人生最大の失敗談は?」との質問に「足をくじいたこと」と答えてた(笑)

20200902棋士1

「えっ?そんなこと?」とチームメンバーが少し唖然(笑)
(佐々木七段が話す前に「大きな対戦試合で記録係していた時に残りの分数を間違えて言っちゃってエライ先生にブチぎられた」って話をこちら22歳の斎藤明日斗四段がしていたんです)

20200902棋士2

斉藤四段「幸せな人生ですね」
佐々木七段「正座ができなくなって・・・」

20200902棋士4

20200902棋士3

チームリーダーの豊島将之竜王も「それが最大なら全然失敗してないね」と。

20200902棋士5

 

 

こんな風に透明感のある突き抜けた明るさと軽(快)さを持っていて、
で、魅力的で無邪気な外観をしていて、
そんでもって“深み”がないタイプはPhos.(フォスフォラス)に多いんだけど、

「Phos.が棋士になるかなぁ・・・」

とおとーに言われた。

どうなんでしょうねぇ(笑)

 

 

————————————————————————————————-

 

 

 

トーナメントに出場した全チームの紹介を楽しみながらひととおり観ていて
(YouTubeでは半分しか見ることが出来ないのでAbemaで観た方が断然楽しいよ!)、
「あれっ?どこかで見たことある?」って方がいた。

【VSプロ棋士クイズ】高野五段の尊敬する棋士は?「ヒントいらないですよね?」三浦九段と本田五段まさかの即回答でクイズにならず!?

 

 

三浦弘行九段・・・3、4年前の『将棋ソフト不正使用疑惑騒動』の渦中の人。
『スマートフォンを利用してコンピュータ将棋ソフトを公式戦対局中に不正に使用したのではないか』という疑惑を持たれた方です。
将棋界には疎くても世間を賑わした事件だった、というのは把握していて、
でもどんな風に収束したのか全然覚えていませんでした。
で、改めてネットで検索したところ日本将棋連盟の会長や理事の辞任があったのち、三浦九段に対して連盟から和解金が支払われたということがわかった。
・・・でも当時は確か「黒に近いグレー」「疑わしきは罰せず」といった言葉が取りざたされて、結局“白”ではなかったの?的なウヤムヤのなかで徐々に忘れ去られていったんじゃなかったのかな?
和解金が支払われたといっても一定の期間活動を制限されていたらしくて、
いくら将棋界は年齢がいってもそこそこ活躍できる場だといったって、
のりにのっている若い頃にこんな災難にあってタイトル戦に挑めなかったりしたら痛手でしょうに・・・。
それに彼を糾弾したマスコミはちゃんと謝罪して事の回収にあたったんだろうか?
彼の名誉の回復はちゃんとなされたんだろうか?

・・・・等々、色々思いをはせていたのであります。

それに、今回いくつかの三浦九段に関するビデオを観ていて、
「この人(不正は)やってないな」となんとなく私は感じました。
顔つきや身体が将棋界には珍しくイカツイのでヒール(悪役)にされて、
一部の棋士らから疑惑の眼を向けられ、マスコミの餌食にされてしまったのかもしれない。

 

その不正を糾弾した棋士らの顔ぶれも今や“棋士通”となった私はよくわかるのですが、
多分その方々は今は後悔しているのではないかな、と。
私自身、若い頃はたくさんの誤解や思い込みで多くの人に対して腹を立てたり非難したりしたことがあって、
それは歳をとってもなかなか性格というものは変わらないけれど、
自分の不確かさや不完全さというものは年々深く深く身に染みて感じるようになりました(苦笑)。

 

 

 

全然話は変わりますが、
現将棋連盟の佐藤康光会長(50歳)がAbemaトーナメントの準決勝で藤井聡太君と二回対戦することになっちゃって、
「えっ?私が二度もいいの?」
なんてちょっとお茶目にメンバーに笑顔で確認していて、
「そっかー、勝つためには避けたい相手だけれど、棋士として“お手合わせ”したい相手ではあるんだよなぁ」
と微笑ましかったです。
年齢が離れていると公式戦以外で気軽に練習試合なんてことも出来ないでしょうしねぇ。
会長と同じチームの森内俊之九段(49歳)も藤井君と対戦し勝利(!)した後にインタビューで
「一度対戦したいと思っていたので・・・満足です」
と答えていたので、藤井君は将棋界でも大人気なんだな、と(笑)
そういえば『中年の星』の木村一基九段も「(藤井と)当たれることが活躍した証だと思い一生懸命やります」って言っていたしね。

 

 

いい加減に棋士だけじゃなく、
将棋のやり方をちゃんと覚えようかしら(笑)

 

 

では。