てんまるの連写。お陽さまのあたるベランダで。

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こちらはももこ

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昨夜はおとーと、どこの弁護士さんに相談するかであれこれ話し合っていた。
誰かに紹介してもらおうかとも思ったけれど、その前にまず・・・とネットで近辺を検索したらいっぱい出てきた。
それはそれで困った。
とりあえず私がピックアップして、おとーに「どうお?」と訊いて、
それから又吟味して・・・を繰り返し、結局は静岡にある法律事務所に決めた。
理由はHPを見てなんとなく。こういう “なんとなく” っておとーも私も大事にしている。

今朝、早速その法律事務所に電話を入れ、今日の昼の2時に予約を入れた。
弁護士さんが4人ほどいる法律事務所で、
たまたま電話に出た弁護士さんは『みをつくし料理帖』に出てくるある固有名詞にちなんだお名前だったので、
なんだかおかしかった。

事務所は電話が鳴り響き、来客で忙しそうな事務所だった。繁盛?しているのかな。
担当のその弁護士さんは私と同じ年位で、とにかく早口な方だった。
私も早口なタチなので、おなじテンポで話せる人は大歓迎(笑)

「すみません。勉強のために研修生を同席させて頂きたいんですが・・・」とその場で若い青年を紹介された。
「どうぞどうぞ」。私は若い子が成長する機会というシチュエーションが大好きなので快くOKさせて頂いた。

さてさて、とりあえず向こうの弁護士から送られてきた書類一式を見て頂いた。
ポイントを確認しながら一通り目を通して開口一番、
「これ、怒って当然でしょ」と半ばあきれ、半ば笑顔でそう言われた。

でしょ?
昨日は確かにショックで怒っていたけれど、
でも今日は大分落ち着いて、全て弁護士さんにお任せする気持ちでいたので余裕が出て来ていた。
「この遺言執行人、大分チョンボしているなー」と担当弁護士さんは呟いている。
チョンボというのが、作為的なものなのか、それともただのウッカリモノのアホたれなのかは、
こちらも追求しなかった(苦笑)

確かに私の言い分は通るだろうけれど、
「遺留分減殺請求は2分の1なりますし、取り分は28分の1になりますよ」と言われた。
子どもと養子で7人いるからね。で、相続させないぞ、って遺言されたのは実子チーム、というわけわかんなさ。
事実は小説よりも奇なりって言うけどさ、誰かこれ脚本書いてくれたら面白いのが出来上がると思うんだよねー。
「お金の問題じゃないので。トントンでもやります。こちらの持ち出し・・・赤字でもやります」と私が言うと、
弁護士さんは苦笑いしながら「では戦闘モードに入りますか」と楽しそう。

「もめて下さって結構です」

と言っといた。

せいぜいもめてくれ。

 

着手金も本日の相談料もいらない、
遺言執行人に財産目録を送って貰っていくつか調べてからこちらの請求金額を決めますので、とのこと。
なんせ「28分の1」だから報酬金ていうのかな、あんまりお金にならないだろうなぁ・・・と、
ちょっと気の毒に思ったのだが、意外と弁護士さんの目が楽しげで生き生きとしている。
「こう言ってはなんですが、ためになる、勉強になる案件でした」と最後に研修生を振り向きながら笑顔でお礼を言われた(笑)
研修生も目がキラキラしていた。

純粋に面白い案件ということみたい。

やっすいドラマみたいな話がリアルにあるんだもんね。
「伝統芸能者って本当にこういう“隠し子”とか“認知”とか多いですよね」とも冗談交じりで言われた。

私の父は伝統芸能者で、相続関係図には私以外にも認知の子供がいたからね。
「そうですよねー」と私もケラケラ笑った。
あー、丸投げって気が楽。
こちらの弁護士さんは大当たりでした。頭の回転が早い方で、テキパキとしていて、話もしやすかった(^^)
「ブログに載せたいんで写真いいですか?」と訊いたら、ダメと言われました。
嫌がらせが入ったり「刺されたりするかもしれない」って冗談交じりに言っておられたけれど、
まぁ、そういうこともなきにしもあらず・・・なんだろうねー。
だから弁護士事務所の名前も載せません。

ということで、しばらくこの件は閑話休題となりそうです(笑)

 

ではでは。