すみません。
そろそろ飽きてきました、このテーマ。
でも区切りがつくまでもう少し頑張ります。
えーっと、今日は実質『ホメオパシーとアイデンティティ。その四。』の続きです。
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なるほどね、identityがしっかりしているというのは、
しっかり地に足がついているというか、
無駄で余計な発想をしない、
実際的で堅実的なタイプの人を言うのだろうか?
これって、私が敬愛するフィリップ・ベイリーのエレメント分析でいうと、
『地』のエレメントが強いってことで、
『地』のエレメントが劣性の人はidentityの混乱に陥りやすいってことなんだろうか?
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ということで、
エレメント分析の観点から見ていきましょう。
・・・・と、まずは、MacRepertory(マックレパートリー)で「Mind; CONFUSION; identity,…(アイデンティティの混乱)」と「Mind; DELUSIONS; identity,…(アイデンティティの妄想)」のレメディを(なるべくレメディを多く拾いたかったので)合わせて見ていきます。普段は本で見ているんですが、ここでは見やすいようにマックレパートリーというコンピューターソフトを使います。・・・が、このソフト、数年前には確かにあったルブリクスが忽然と消えていたりして、結構更新しているのかしら?
Mind; CONFUSION; identity, as to his (15) : 3Alum., ant-c., bapt., cann-s., kali-br., lach., med., petr., phos., plb., pyrus, stram., sulph., thuj., valer.
Mind; DELUSIONS; identity, errors of personal (13) : alum., ant-c., bapt., cann-s., lac-c., lach., petr., phos., plb., pyrus, stram., thuj., valer.
Mind; DELUSIONS; identity, errors of personal; thinks she is some one else (6) : cann-s., gels., lach., phos., plb., valer.
本の方のレパートリーでは「Mind; CONFUSION; identity,…」のサブ項目(サブクエリっていうのかな?)に「…duality, sense of:(二重の感覚)」があるのに、マックレパートリーの方には「duality」が含まれるルブリクスがなくて、何故かな(。´・ω・)?、マテリアメディカにもよく出てくるので私は大事だと思ってるんだけど。。。
私的に考慮したい思いが捨てきれず、同類グループの有名なルブリクスを代替として持ってきます。
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Mind; WILL; two, feels as if he had two wills(まるで二つの意思があるような感覚)
(3) : 3Anac., 2lach., naja
当然のごとく、これらを同グループとしましたが、
この『TWO WILLS(二つの意思)』という言葉も曲者でして、
上記のレメディで有名なのはAnac.(アナカーディアム)ですが、
フィリップ・ベイリー氏は「善と悪の闘争」というよりはむしろ深刻な不決断性として現れる、
と説明しています。
善と悪、天使と悪魔、こういう対比がマテリアメディカには他のレメディにも時折出てきます。
日本人の場合は「うん、善(天使)も悪(悪魔)もあるよね」と、
同時にかつ同等に受け入れることが出来るけれど、
一神教の人々にはこれは絶対共存NG案件なのです。
日本人は疫病神にまで“神様”という呼び名を与えていますが、
あちらの人々にしたら、全知全能の絶対神がひとりおられるだけ。
ひとりの人間のなかにこの相反する二つのものがあるのはレッドカードものなんですよ。
一神教と多神教は一元論と二元論の違いである、とは養老孟司が書いていましたが、
「never change who I am」も一元論の根本にあるものです。
それが絶対的な原理主義というもの。
・・・ということを理解しておくと、
この『TWO WILLS(二つの意思)』を内側に抱える葛藤というものが理解できると思います。
日本人の葛藤とはプレッシャーが全然違うんです。
葛藤が大きければ大きいほど抑圧も大きくなります(抑圧が大きいから葛藤が生じる、とも)。
皆が「never change who I am」と言いたがるのも一元論(一神教)による抑圧からでしょうね。
(こんなわかったように書いていますが私の個人的な意見です)
あ、エレメント分析しなくちゃ。
まずは手始めに『土』のエレメントが優性のレメディを見ていきましょう。
上記の七つのレメディ、どれもアイデンティティの混乱や二つの意思の間で悩むことはなさそうな感じ。
悩まない、というか、そういう感覚がない、というか。
Calc.やBar.やGraph.は基本シンプルな人たちなので余計な事考えなさそうだし、
Nux-v.やArs.だったら「そんなこと考える前に仕事しろよ」って人たちだろうし、
Sil.やKali-c.は葛藤している人たちに対して冷静に距離を置くようなイメージだし。。。
よって、結論。
『土』エレメントの人は、混乱しません。しっかり者です。
んで、混乱したり、二つ持っている人たちってのは、
おぉ~。『土』が弱いねぇ。
はい、これも『土』弱です。
う~ん、これはなんとも・・・。
すみません。眠いので続きは明日~。
では。