今年の一番花はインターナショナルヘラルドトリビューン。弱った大苗は処分して小さな挿し木苗だけ残しました。

20200502インターナショナルヘラルドトリビューン

 

今日はてんまるの話。

20200502てんまる1

 

 

最近うちのニャンズが不調気味で次々と動物病院に連れて行ったんだけど、
今日はてんまるの話だけします。

 

てんまるの血尿に気が付いたのがこの前の日曜日の朝。
慌てて動物病院に連れて行って、血液やレントゲン検査をしてみたところ、
尿路結石の原因となるストルバイトが少量みられることは分かったのだけれど、
それが血尿、そして尿の出もかなり悪くなっていたのだが、それ(ストルバイト)が直接の原因ではないんじゃないか?、
とのことで、
じゃあ、何が原因なのか、っていうと よくわからない と先生も困っていた。
ただ、お〇んちんが周囲の肉で埋まって包茎になっているので、
そこで何かの菌に感染しやすくなっているのかも、と言われ、

え~っ?肥満が原因?

と私はショックを受けちゃって、

「もしくは水を飲まないでいると、血液がドロドロになりやすくなって・・・」と話を続ける先生に、
「このコは水はよく飲んでいますよ」と私が口をはさむと、

だったら余計に太り過ぎで(脂肪が血中にあるせいで)ドロドロに・・・とたたみこまれ、

つくづく 太りすぎ って人間だけでなく猫にマズイんだ、って
でも、いまさらそんなこと言われましてもぉ、ってな感じで
(おとーは血液ドロドロと言うよりも「多血症気味では?」と後で言っていた)、
とりあえずお薬「抗菌剤」「止血剤」「消炎剤」&サプリを貰って帰ってきた。

20200502お薬

 

可愛い、可愛い、って育てて、ついついご飯をあげ過ぎちゃったんです。
だって、このコ、まるで子犬みたいに「くぅ~ん……」って小首を上げて鳴いておねだりするんだよ。
めっちゃ可愛いんだよ…(´;д;`)

 

 

はい、うちら夫婦はホメオパスですが、
猫(動物)のことはよくわからないのでとりあえずすぐに動物病院に連れて行って、
で、余裕があるとき(薬を摂らなくてもホメオパシーで大丈夫そうだと感じた時や)、
処方されたお薬がイマイチだった時のみレメディを考えることにしています。

今回は尿に関することで、
猫は二日おしっこが出ないと死んでしまうこともあるので(3年前、黒猫の銀ちゃんは腎臓を悪くしてあっけなく死んでしまったんです)、
ここは、安全確実(!)に動物病院で処方された薬を摂る方向で決めました。

 

だがしかし、

 

薬を摂り始め二日経った時点で、一向に症状は改善していなく、
三日目に私は焦り始め、おとーも「このまま良くならなかったら御殿場の高度医療の動物病院に行くか」とも言い出し始めた。

 

仕方ない、てんまるのレメディを考えるか・・・。

 

子どものころから天真爛漫で遊び好きでご飯が大好き、性格はいたってシンプルでおおらか。
保護したときは酷い下痢でSulph.をあげてみたけれど反応しなくて、そのうち自然と下痢もおさまった。
そのあとはずーっと健康。さっぱりレメディがわからない。

てんまると同じく食べることが大好きでシンプルなおとーが
「俺と似ているからカーボンが入っているレメディじゃないか?」と以前に言っていたので、
体格的にCalc-c.かな?と今回初めて摂らせてみたけれど反応なし。
「急性症状としてみるとCanth.(カンタリス)が近いんだけどな・・・」と、
正直あまり気が進まなかったんだけど一応あげてみたらプルービングらしき症状が発現して、これも違うな、と却下。

Sulph.にしてもCanth.にしても『火』のエレメントが強いんだけど、
てんまるはそれほど『火』は強くない。
てんまるが「シャーッ」と怒ってるのを見たことがないし、エゴもつよくない。
かといってCalc-c.ほど『火』が弱いとも感じられない。
遊び好きで人間との追いかけっこが大好きで、ダーッと走り回ってよく遊ぶ。大人しいけれど内気ではない。

マヤズムから見ると、
私は以前からてんまるの爪や歯、肉球や口内、唇の色味や質を見て
てんまるはTub.(結核)マヤズムだと思っていた。

そこんとこを踏まえ猫の尿路結石について調べたりしながら、
レパートリーとうちにあった動物関連のホメオパシーの本を前に、
数時間、目にクマができるほど真剣に考えた末、
決めたレメディは Phos.(フォスフォラス)。

 

 

「デブのPhos.ってか?」と100回くらい自分にツッコミを入れたんだが、
デブという要素さえなければ身体症状もMindもほぼカバーできる。

フィリップ・ベイリーのエレメント分析でも、
Phos.は『火』のエレメントは上から三番目(下から二番目)で“てんまる的”にまあまあの位置。
ちなみにてんまるの出血の色は綺麗な明るい鮮血。
(数年前に白猫のココが吐血&下血が酷かった時、その時のココの血は暗い赤だった)

Phos.は感受性は豊かだけれど “深み” がない。てんまるも深くない。底が浅い。

 

 

症状が出てから既に3日目。一か八か、Phos.の1Mをあげてみた。
すぐに眠りに入る。(おしっこが出ないのに)何度もトイレを往復していたのが少しマシになる。

20200502てんまる4

翌日は全快とはいかないまでもいつものように人間にまとわりついてそれなりに動いていた。

20200502てんまる6

寝るとき以外はおとーになついている。

20200502てんまる7

 

 

そして、翌々日には全快しました。
血尿も止まったし、排尿の量もたっぷり、うん〇もしっかり。(*゜▽゜ノノ゛☆パチパチ

 

 

20200502てんまる2

 

 

ちょっと昔のてんまるの写真。

 

 

「Phos.をあげてグンと調子がよくなったね」とおとーはレメディの効果を認めながらも、
「(デブの)てんまるがPhos.だなんて俺は納得出来ないっ!」と叫んでいた。
「でも猫は去勢すると太りやすくなるしさ。てんまるは太くなる前は手足はすらりとして長かったんだよ」と私が言うと、
「そういえば、あのコ、急にグンと成長したよね」とおとーも考え込んでいた。それもPhos.の特徴だよね。

 

それと、うちにはスリムなBar-c.のココがいて、だからうちにデブのPhos.がいてもいいのかもしれない(笑)

 

 

そんなこんなで騒動はやっと落ち着いたところです。

 

 

では。