やっと咲きそうなエンゼルトランペット。でも台風が近づいてきているので心配。。。

20191009エンゼルトランペット

クリスマスローズの芽が出てきました。

20191009クリスマスローズの芽

 

台風対策の為にユーカリの木を大々的に剪定した。
屋根より高く伸びていたんだけどねぇ。残念。(´・ω・`)ショボーン。

20191009ユーカリの木

 

何かに使えないかなぁ、とユーカリの幹の綺麗な部分を残した。スベスベして綺麗な木なのよ。

20191009ユーカリ

 

 

 

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最近Sep.(セピア)の女のコのケースを診た。
Sep.って『くたびれた洗濯女』だの『セックスに無関心』だの、
元気なときはPhos.に似ているだの(でもね、大抵の人は元気な時にはPhos.っぽくなる)、
一応?ポリクレストの割には、通り一辺倒の解説しかどのホメオパスもしてくれなくて、
マテリアメディカでモダリティを確認しても「このルブリクスって一体どういうこと?(例えば“Kneeling at church”で悪化等)」ってなのもあったり、
だから、私のなかでずーっとモヤモヤしてきたレメディの一つではあったんだが、

さすが 子ども って凄いね!

今回のケースでものすごく理解を深めることが出来て(といってもスマホでのLINE対応(笑))、

 

私、多分これからは Sep. を見逃すことはないと思うわ~ v( ̄ー ̄)v

 

と、大変満足したんだけど、ケースを公開していいかどうかは(勿論詳細は伏せてね)、
後程親御さんに頼んでみようと思っている。

 

 

 

で、このケースは又オイオイということにして、
話は打って変わって、
先日のバナジースクールでのPuls.(プルサティーラ)についての説明で、
ボリケのMMに

Female. -Amenorrhoea. Suppressed menses from wet feet, ・・・・・・・・・・・・
(無月経。足を濡らすことによる月経の抑圧、・・・)

と、あって、

 

足が濡れるだけで生理が止まっちゃうってスゴクナイ?

それってよっぽどだよ?

 

と私は甚だ疑問に感じて、隣の席のホメジャ出身の精鋭部隊の女性に、

「足が濡れて冷えたのかなぁ・・・?」と話しかけたら、

「冷えたとかじゃなくって、濡れたことによる悪化でしょ?」という答えが返ってきて、

なんかちょっと寂しくなって(私の求めていた答えじゃなかったので)そのまま黙っちゃって、
確かにイチイチ由来だの意味だの考えていたらどうしようもないのはわかるんだけれど、
このルブリクス(<Getting feet wet:足が濡れると悪化)はなんだかおかしいな、と昔から引っかかっていたので昨日ちょっと調べてみることにした。

どうして『足が濡れると悪化』をおかしいと感じるのかというとね、
どういう時に足が濡れるか?というと、やはり雨の時かなぁ。
それもかなり雨量の多い時だよね。もしくは水が浸透しやすい靴を履いていたりとか。
でもどのマテリアメディカにも『雨ふりによって足が濡れる』って記載はなくって、
じゃあ他にどういう状況が考えられるかというと、
何か用事があって川の向こう岸に歩いて渡ってみるとか???(それってどんな用事やねん(笑))
波打ち際を恋人なんかとキャハハ♪とパシャパシャやるとか???(バカみたい(笑))
私の想像力ではそれくらいしか思い当たらなくて(どちらにしても非日常的だし、・・・誰もこんなことしょっちゅうしないだろ?)、
これがもし頭の方だったらパラつく雨でも濡れやすいし、
お風呂で頭を洗ったら悪化、というのもわかる。体調不良の時にはしんどい作業だし、そんなに頻繁に洗うものではないしね、特に昔は。
そもそも入浴は頭を濡らさずにいることは出来ても、足を濡らさずにいることは出来ないので、
この「足を濡らす」という行為は敢えて入浴の際のことを言っているんではないのだろうな、というのはわかる。

・・・となると、無難に『水遊び』や何かしらの『作業』の時(今朝、植物の水遣りの時に手元が狂って足元に水をかけちゃっって「あぁ、足が濡れるってこういうこともあるよね」って納得した)、それとやはり雨ふりのときに靴に水がしみてくる以外にも、水たまりに足を入れちゃったり、足に水が跳ね返った、ってこともあるだろうし、それらの可能性も勿論あるに違いない。

 

 

で、突破口が見つからなさそうなこのような思考は中断して、
実際に「get wet feet」で検索してみた。

 

 

すると簡単に解決。

 

 

“get one’s feet wet”

そのままの意味 → 足を濡らす

慣用句として → [新しいことを]始める、試みる

例:She got her feet wet at her new job.(彼女は新しい仕事を始めた)

 

・・・・という二通りの使い方があったのです。

 

 

 

ちなみに『GENERALITIES; WET; getting; feet』に登場するレメディ。

20191009 wet

 

高得点はSil.、Nux-v.、Puls.の3つ。
慣用句としての使われ方を合わせて考えてみると、
ここに登場してくるレメディが納得いく。
Puls.は新しいことにどんどんチャレンジしていくタイプではないし(引っ越しも苦手だし)、
Nux-v.は根っからのビジネスマンだからチャレンジにはリスクを伴うことは承知のタイプだし(でもがむしゃらに頑張りそうだけど)、まあ、一極集中型なので、あれもこれも…という人ではないな。
Sil.は勿論頑固で大人しいってのもあるが、Puls.の慢性状態なのである(←これはおとーの指摘)。
次点を見ていくと、自信がないから新しいことを躊躇するLyc.も保守的なCalc.もある。
新しいことに果敢に取り組みそうなSulph.もあるが、Sulph.はLazy(怠惰)な面もあるのでこれはSulph.の持つポラリティとみて良いと思う。

 

ちなみにPuls.は悪化にも好転にも入っているので、よっぽど「足が濡れる」&「新しいことを始める」ということに感受性があるんじゃないか?
精神面だけではなく肉体面にも大きな影響を及ぼす・・・だから生理までも止まってしまうってことなのかもしれない。

 

 

・・・・と、こんな風に納得がいく結果が出ました。

 

 

この慣用句以外にも、カソリックには『洗足式』という最後の晩餐のときイエス・キリストが弟子たちの足を洗ったことに由来する儀式があることや、
聖書に登場する「罪深い女」がイエスの足を涙で濡らした逸話も、何か深層心理としてキリスト教圏の人々の胸の内にあるのかもしれない。

 

 

 

そもそも、欧米人は足の感覚について日本人より敏感なんじゃないか、とよく感じる。
上の慣用句以外にも、昔、キャメロン・ディアス主演の『イン・ハー・シューズ』って映画を観て、
面白かったので原作も読んだんだけど、
『イン・ハー・シューズ』ってのは『彼女の立場になって』という意味だと知って「へぇ~」って思ったんだよね。

靴というのは社会規範の象徴である、とは田嶋陽子女史が以前に本の中で語っておられて、
私は凄く納得したんです。
欧米では室内でも靴のまま、下手したら靴を履いたままベッドに上がったりして、
靴を脱ぐのはお風呂と寝る時だけ?ってな感じで、
ということはだよ?、
欧米人は日本人よりも社会的(宗教含む)な規範・通念・道徳による抑圧を多く受けているのかもしれない。

・・・と、この話はいずれSep.について話す時にでも。

 

 

では。