昨夜から頭が重くて、今朝は非常に不快な気分で目が覚めた。
しんどくて布団から出たのが午前10時。
おとーに不機嫌を当たり散らしながら洗濯と掃除を済ませ(おとーはちゃんと掃除機をかけてくれた)、
朝の日課のハズである踏み台昇降運動を終わらせたのが昼の12時半過ぎ。
身体を動かしたら頭痛も身体の怠さもラクになったので(ただの血行不良だったんだな(笑))、
おとーのお誘いにのって近所の『姫沙羅』というカジュアル和風レストランに出かけることにした(二人でお出かけは久しぶり!)。
お店の脇の桜の木。多分河津桜だと思う。この桜は早く咲くんです。
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春野菜の天麩羅。蝶の形に折った和紙がとっても素敵でした。 ナイス ( ̄一* ̄)b.
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おとーはカキフライ定食。カキフライを3つ、おとーから頂戴しました(おとーは食いしん坊だけど少食なので沢山食べられない)。
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食べ終わってお店から出る時、玄関に案内チラシを見つけた。
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仏の里 (‘_’?)…ン? そんなとこあるんだ・・・
お店からそれほど遠くない感じだったし、特に予定もなかったので、行ってみることにした。
割と最近建てられた美術館だったからか、
おとーの車の(古い)ナビにこの美術館の所在地が出てこなくて、
「いーよ、いーよ。きっと近くに行くと看板出てるでしょうよ」
とお気楽気分で向かったが、結局
看板はひとつもなく、
辺鄙な田舎道をぐるぐる遠回りして辿り着いた。
チラシには“電車でのアクセス”として、
東海道本線「函南駅」より車で約5分(電車じゃねーだろが、おい)、
伊豆箱根鉄道「大場駅」より車で約15分(だからそれ車でのアクセスだろ?ってば)、
とあり、
バスも通っていない田舎なので、皆さまご注意下さい。
(駅でタクシーは拾える)
到着して見ると、
綺麗な新しいこじんまりとした美術館で、
うちらアラフィフ夫婦にはちょうど疲れない程度の展示物量(←ホメてます)。
見どころ(あんまりないけど)は、
『阿弥陀如来両脇侍像』
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(写真はHPより)
国指定重要文化財とのこと。
館内では年配のボランティアの男性の方がガイドの案内をして下さっていて、
とっても詳しくて親切でした。質問にも丁寧に答えて頂いたし。
素晴らしかったですよd(・ω・○)☆スペシャルサンクス☆(○・ω・)b.
訊けば、このようなボランティアが50人いて、日替わりの交代でガイドをされているんだそうな。
(でもな、私にはこういうところにこそ国や市は無料ではなくちゃんと雇うという形で対価を支払った方がいいと思うんだけどな・・・)
私のイチオシは『薬師如来像』でした。
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(写真はHPより)
硬い『榧(かや)』の一木で造られているそうです。
滑らかで硬質な質感。
穏やかで静謐で、でもどっしりとした重量感と迫力を感じさせる像で、
見ていて目頭が熱くなってきた・・・(つд・)
いいなぁ、これ。。。
『阿弥陀如来両脇侍像』は国の指定重要文化財で、
『薬師如来像』は静岡県の指定有形文化財、ということで、
こちらの方が格下?ってことになるかもしれないけれど、
いやいやいやいやいやいやいやいやいやいや、ヾノ・`д・´)nono!! 、、
とっても素晴らしい仏様だってことは見る人が見ればわかるシロモノ!!
薬師如来像をとりまく『十二神将立像』もとっても興味深く拝見しました。
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(写真はHPより)
目は水晶をはめ込んでいるんだけどね、
それがひとつずつ色合いや模様が違うんだよ。
付けている甲冑や髪形についても詳細が、
たまたま開催されていた企画展で細かく案内されていて、
今日来ることが出来てとってもラッキーでした(`・ω・´)b
(HPより)
元々は「大仏師實慶」とあったサインを、
後世の人が(より有名な)「運慶」と書き直しちゃったんだって(笑)
確かによく見るとゴニョゴニュと汚く書き足した跡がわかって、
これはこれで希少なものだよね~、と微笑ましかったです。
ちなみに「實慶」「運慶」は兄弟弟子なんだそうな。
美術館の外には小さな庭園があって、ここにも河津桜(かな?)。
記念撮影。
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「おみっちゃんが仏像にも興味があったなんて知らなかったな~」
と帰り道の車内でおとーに言われたので、
「工芸品、美術品は好きだよ。私はちゃんと “美” がわかるからね( ̄^ ̄)エッヘン」
と答えると、
「俺は視覚や聴覚よりも味覚重視だなぁ。。。やっぱり “味” なんだよなー」
と不思議なことをつぶやいていた ┐( -“-)┌ヤレヤレ…
では。