ブラックティー。春先の大輪には及ばないが立派。紅茶の香りがする。

20170531ブラックティー

 

 

豆腐があったので「久しぶりに揚げ出しでも作ろうかな」と思っていたら、おとーが「湯豆腐でいいよ」と言ってくれたので、ありがたく簡単な湯豆腐にしました。まるごとトマト入り。

20170531晩御飯

そら豆をグリルで焼いた。

20170531そら豆

金時豆の残り。

20170531金時豆

恒例の食後のまったりタイム。ニャンズの相手でおとーは全然まったりできてない。

20170531食後のニャンズ

 

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カールの販売が今後は西日本のみ、という衝撃のニュースが日本全国を走ったのは25日。

20170531カール

 

食には気を遣っているつもりの我が家ですが、お菓子はたまに食べます。
(カール美味しいよね)

人気がない商品とは思えなかったのに、なぜ東日本では販売終了?

「カール」が映す日本社会の風景
2017/5/31 6:30日本経済新聞 電子版
「カール」が東日本から消える。先週伝わったこのニュースに多くの人がざわついた。ネット上では「好きだったのに」「美味(おい)しかった」「結構食べていたのに」「西日本はどこから」などと多くの書き込みがあった。筆者もカールについては子供の頃の記憶がある。あのパサパサの食感で、たくさんのカールをほお張っていると上顎にペッタリとくっついた。人にばれないようにそれを舌を駆使してそぎ落とした。遠足のおやつとしてリュックサックにカールをいれていたらいつの間にか袋がつぶれてしまい、食べるときには「C」の形状をしていなくて寂(さみ)しい気持ちになったのを覚えている。

■1968年に登場
おそらく、カールにいろいろな思い出があるのは40代、50代ではなかろうか。明治がカールを発売したのは高度成長期の1968年。日本初のスナックとして誕生した。軽くカールした形とそれまでになかった軽い食感が商品名の由来だ。「はぁ~おらがーのー」などで始まるカールのCMソング「いいもんだな故郷(ふるさと)は」では三橋美智也さん、和田アキ子さん、志村けんさんなどがこぶしをきかせて歌っていた。CMの舞台となっていたのは「カールおらが村」。どことなく懐かしい農村地帯のような日本の原風景だ。

ロングセラーのカールだが、発売当初は芳しくなかった。初めての食感に消費者が違和感を覚えたことや、あまりの軽さに問屋業界からは「空気を運んでいるようなモノ」と敬遠された。

今、物流問題が日本社会を揺さぶっているがカールは50年前にそうした指摘を受けていた。そして、それを根本的に変えることはできなかった。

ただ世の中の流れがカールに味方したのも事実だ。それはテレビだった。テレビ全盛の時代にあって、ながら族なる生活スタイルが登場し、テレビを見ながらカールを食べる光景がお茶の間にあった。もし、今のようにリモコンでチャンネルを変えることができていたなら、指先が若干べたつくカールはこれほどまでに普及しなかっただろう。スマートフォン(スマホ)をいじりながらカールを食べていたら、画面は汚れ、チーズやカレーのにおいもついてしまう。

■安くてかさばる、がアダに
発売当初、1袋70円のカールは一般的な菓子としては若干、高めの価格設定だったが、いまでもスーパーやドラッグストアでは100円前後で売られている。物価の優等生に違いない。しかし、それが仇(あだ)となってしまった節がある。

コンビニエンスストアの存在だ。スーパーなどに比べて売り場面積、陳列棚が狭いコンビニにとって売り場の効率は死活問題でもある。あの大きな袋で100円前後の販売価格だと利幅はとれない。まして、同じ価格帯のおにぎりのように一日に数十個売れるものでもない。カール自体がコンビニのビジネスモデルから吹き飛ばされてしまったのだ。

カールと似たようなスナック類では、カルビーの「じゃがりこ」など単価が高く、しかもかさばらない商品がコンビニの陳列棚に並んでいて、かさばるカールが入り込む余地は少なくなっていた。

ではなぜ、カールは西日本だけで販売を継続するのか。それもコンビニの店舗網と微妙な関係がある。コンビニの店舗分布は東高西低となっているからだ。東日本に比べると、西日本にはまだ、スーパーやドラッグストアなど陳列棚に余裕のある小売業に存在感があるのだ。だから生産拠点も西日本の四国に集約する。やはり物流問題がカールの全国販売を断念させた。

物流とコンビニ。今はなくてはならない社会インフラがカールに立ちはだかったのだ。「カールおらが村」には、トラックもコンビニもなかった。

 

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“理由”
1.売り場面積、陳列棚の狭いコンビニには(大きくかさばる袋の)カールでは利幅がとれない。
(「じゃがりこ」のような単価が高くかさばらない商品がコンビニ向き)
2.スーパーやドラックストアなど陳列棚に余裕のある小売業が西日本はまだまだ強い。なので生産拠点も四国に集約。

・・・というわけで、西日本でならカールは生き残れるらしい。

残念だが四国で生産し続けるならAmazonでも購入可能じゃないか?と検索してみると、カールの価格がエライ高騰していて笑えた。

20170531カールのおじさん

 

 

今後は関西に行ったときの帰りのお土産はカールになりそう(笑)

 

では。