これは一昨日の夕ご飯。とろろ(をホワイトソース代わりにした)グラタン。中は海老と玉ねぎを炒めたもの。とろけるチーズがなくてカマンベールチーズをカットして載せました。
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今日は鰆の梅煮でした。写真は摂り忘れました。
だるい時は血糖値を手っ取り早く上げるのに飴や黒糖を口に放り込む。
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小サイズの黒糖はすぐに溶けるからいいんだけど、飴はとけるまでに時間がかかって途中で(甘ったるいのが)嫌になって口から出して捨ててしまうことが多い。
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コロナ禍、清水寺周辺の名店が続々閉店 わらび餅の洛匠や阿闍梨餅の支店も、ネットに惜しむ声
9/11(金) 10:30配信
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で京都を訪れる観光客が減っている中、京都市東山区にある清水寺や高台寺といった有名寺院周辺で、菓子店や喫茶店の閉店が相次いでいる。インターネット上では「ショック」「悲しい」など、閉店を惜しむファンの声が広がった。京都を代表する観光名所ですら、厳しい状況に置かれている。
(写真は満月の「阿闍梨餅」。清水産寧坂店は閉店したが、京都市内のほかの店舗で味わうことができる)
後略‥‥
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30代の頃、京都山科に10年程住んでいた。
京都はお菓子が美味しいと言われているけれど、菓子欲のない私にはどうでもよくて、
たまに食べる機会があっても「美味しい」というより「凝ってるな…」としか思えなかった。
それでもこの『阿闍梨餅』は素朴な美味しさが気に入ってたまに自分用に買って食べたことがある。
30代半ばで母が亡くなった後、実家がある日光でそれまで親交の無かった親戚と何度か顔を合わせることがあった。
会食のとき、母の兄の奥さんが「以前に京都のお土産で頂いたパイのお菓子が美味しくてねぇ」と言い出した。
京都在住だった私は「これはお菓子を送って欲しいという催促かしら?」と思い
「有名なお菓子ですか?どういうのですか?」と詳しく訊こうとしたんだけど、
「う~ん、どんなのだったかしらねぇ」とあやふやな感じで敢えてそれ以上詳細を語ろうとはしなくて、ただしきりに「パイのお菓子でね~、ほんとに美味しかったのよ…」と繰り返していた。
困った私はそのまま黙っていたんだけど、そのおばさんは私にどうして欲しかったんだろう?という疑問がずーっと頭から離れなくて、そのことを先日たまたま思い出しておとーにその時の顛末を語って聞かせたら、
「それはねー、ただ美味しかったー、っていうその時の感覚を思い出して浸っていただけなんだよ。別におみっちゃんにどうこうして欲しいとは思っていなかったと思うよ」
と言われてびっくらこいちゃって
(「あれが美味しかった」「これが美味しかった」・・・のみで成り立つコミュニケーションがあるということに衝撃!)、
「あー、食べ物をこよなく愛する人たちって、そういうもんなんだ」となるほどーと納得したわけです。
私も美味しいものは好きだけれど、おとーやそのおばさんとは人種が違うようで、
そういう感覚を共有できないのは残念だけど、ご飯を食べているおとーを見ているだけでも十分面白いので満足です。
では。