実は先週の木曜に救急搬送され “静岡医療センター” にて二泊三日の入院生活をおくりました。

 

病名:急性肝機能障害

原因:トリプトファンとナイアシンの摂り過ぎ

です。

 

木曜日、朝のゴミ出しと植物の水遣りのあと、
倦怠感と寒気と吐き気で起きていられなくなり、その後嘔吐が始まりトイレの住人となって、
気圧の変化でこうなるときは度々あったんだけど今回は過呼吸まであってどうもマズイようだ・・・と感じて、
おとーに「救急車呼ぼうかな」とLINE送ったら慌てて仕事を抜け出して来てくれて、
そんでもって私を見たおとーは「肝機能障害かも」と救急車を呼んでくれた。

運ばれた先はうちから車で15分程の距離の“静岡医療センター”。
救急室では二人の30歳前後の救急医が血液と尿の検査結果から肝臓の数値が異常に高いのがわかって、
「肝炎じゃないか」とか「腎臓移植のドナーだから副腎の働きが悪いんじゃないか」とか、
そんなやりとりを繰り広げていて
「いや多分サプリのせい・・・」と思った私は、ゼイゼイおえーおえー言いながら
「あのですね、ちょっとサプリを摂り過ぎちゃって・・・(←トリプトファン等の副作用についてはおとーからチラッと訊いていた)」と頑張って説明したんだけどあまり聞く耳を持ってくれず。。。。。

心電図やらCTやらいろんな検査するのに妊娠してるかの確認で
「あなた最後の生理はいつ?」って訊かれて、
「・・・・もうとっくにあがってます」って答えたんだけど、
「いつ?1年位は空いていないとマズいんだよ」ってやはりといえば当然の慎重な対応で、
「終わったのは48歳かな」って答えたら、
「本当に妊娠の可能性ない?1年以内にセックスしていたら可能性はあるんだよ」とかしつこく言われちゃって
「ありません」とハッキリ答えたら、救急医二人にマジマジと顔を見つめられちゃって(夫が部屋の外の廊下で待っているって知っていたから)、

あー、若造には男と女の愛のカタチには色々あるって、なかなかまだ理解しがたいよねぇ、

とか、ちょっとしんみりちゃったりして、
でも実際はしんみりどころじゃなく大変で、
寒気でストレッチャーがガタガタ鳴るほどの震えが起こっていたし、
吐き気も過呼吸もおさまらず、
測った血圧は80-50で「あなたいつもこんなに低いの?」って訊かれて、
今までの人生の中でこの問いかけを病院で何度受けたかなぁ、とぼんやり考えながら、
「・・・はい、低めです」と答えて、
普段90位のひとは80は大したことない、と思われそうなのがいつも嫌なんだけど、
その10の差って低血圧の人にとってはとっても大きいんですよ。かなり辛いんです。
「私のあらゆる症状に随伴する症状って低血圧の症状だったんだなぁ」と朦朧とする頭の中で再認識したり・・・(苦笑)

 

で、諸々やりとりの後CT撮ったら今度は卵巣に腫瘍(テラトーマ)が見つかって、
それはそれで「あなたこれ痛くないの?」とかお腹ぐいぐい押されたりして、
「お腹なんか痛くないよー。それよか今の状態を楽にしてよー」とかゲーゲーしながら涙目になっちゃって、
やっとこ消化器専門のドクターが来てくれて救急医から説明を受けて、
「肝炎じゃないよ。肝炎の場合は胆のうに腫れというかむくみみたいのが見られてね・・・」と救急医にレントゲンの写真を指し示しながら説明していて、
そんなのを「・・・へぇ~」とヘロヘロだったけど私も興味深く拝聴させて貰ったりして、
でも一向に救急医がサプリの話を消化器の専門医に伝えてくれないので、
もう一度サプリの過剰摂取の説明を「一応最小毒性量は守ったんですけど、個人差があるんでしょうね」と言い訳しながら繰り返したら、
ちょっと唖然としたような「?」な顔つきになって、それでも私の説明を受け入れてくれたような様子だった(その時点では私の症状の原因がわからないままだったということ)。

 

で、結局点滴と吐き気止めとの処置のみの経過見ということで入院が決まりそのままベッドに直行。
その日の日中は全然起き上がれなかったんだけど、夜中はベッドわきのポータブルトイレは使用できるほどになり、
徐々に回復していっているのが自分でもわかった。

翌朝はふらふらしながら(時折オエッとしながら)も前日は何も食べていなかったのでお腹がすいていて、
出された病院の朝食がとっても美味しくて感激しちゃってね……(ノω=;)。。。
「お味噌汁ってこんなに美味しかったんだー」とぐいぐい飲み干したし、
軟らかく炊いた白米も普段三分つきのご飯を食べている身にとっては

銀シャリうめー‼

と感動もんだったし、
おかずも出汁はしっかりきかせて、でも塩分脂肪分は控えめ、という味付けも気に入り、
半分も食べられなかったけれど
「ここの病院は食事が美味しい、アタリだわ」と大変満足しました。

そんな感じで昼食は8割、夕食は完食、ってな具合で、
体調もぐんぐん良くなってきて、昼食後にはこっそり売店でおにぎりを食べて、
人目のない廊下の隅のベンチでパクついたり(銀シャリがもっと食べたかったから)、
その日のうちにも退院できそうだったんだけど、もう一日念のために病院泊まりとなり、
やっと昨日の朝退院してきました。
看護師さんに「退院のお時間は朝の10時半で宜しいですか?」と訊かれ、
「はい、朝ごはんは下さいね」と念押ししたら笑われた(笑)

 

なんだか食事ばかりの話になってしまいましたが、
肝臓の数値もね、運ばれた日の翌日にはもうかなり落ち着いていたんです(AST300→100)。
あっと、それから翌日落ち着いてから婦人科を受診させられてテラトーマについての説明を受けて、
とりあえず半年後再診しましょう、ということで落ち着きました。

なんかもう、余計なもの見つかっちゃったな、って感じ。 (。・ε・。)ムー

 

ほんとは二日目も「点滴二本行きましょう」って言われたんだけど、
「痛いからもう嫌です。頑張ってご飯食べるから点滴は嫌」って主張したら免除された(笑)

 

 

 

退院した日の朝ごはんの写真。

20200920病院の朝食

蓋を開けるとこんな風。

20200920病院の朝食2

醤油の袋、切るの失敗して、これじゃあ醤油が出てこない。このあと歯で噛み切りました。

20200920病院の朝食3

「ハーフ軟菜食 軟飯小盛」とありますが、全然『小盛』でなくていいんですよぉぉぉ。

20200920病院食6

完食。美味しかったー。牛乳は飲まなかったけどね。

20200920病院の朝食5

窓からの眺め。なかなか良かったです。ここの病室は6階にありました。

202009206階からの眺め

パンフ。

20200920静岡医療センター1

場所。

20200920静岡医療センター2

 

 

病院食っていったら美味しくないイメージが強かったんだけど、
最近の病院は頑張っているのか、それともここの病院が力をいれているのか、
それともたまたまここの病院食の味付けが私の好みに合ったのかはわかりません。
でも又入院する機会があったらココが良いなぁ、と思えるような病院でした。看護師さんも優しかったしね。

 

 

入院費用は4万円程で「余計な出費だったなぁ」とガックリ来ていた私に、
おとーは「良かったじゃん、皮膚は良くなって」と慰めてくれました。

そーなんです。皮膚はかなり良くなりました。
(今はガチガチの新しい瘡蓋が出来た状態)

 

間違いなくトリプトファン&ナイアシン効果!(笑)
(退院時には主治医に「トリプトファンはホドホドにね」と笑顔で忠告されちゃった(´∀`))

 

 

 

『肉を切らせて骨を断つ』って表現があるけれど、

肉を切らせたら骨まで断たせられかけた・・・・な顛末でした。┐(´ー`)┌ヤレヤレ。

 

 

では。