そろそろこのシリーズも飽きてきたので、今夜あたりでおしまいにしようかな(笑)
頑張ってまとめます。
昨夜、お布団の中で気付いた。
昨日のブログで、
ちょん切った足と赤い靴は『その人が生きたかった人生』『魂が求めた生き方』だと書いたけれど、
それってユング心理学でいうところの「シャドウ(影)」だったわ。
『赤い靴』と『宗教』と『魔女』で連想する映画がある。
『ショコラ』
↓
2000年のアメリカ映画で、
もう、ほんっとに素敵でね~。そのくせ買い忘れていて手元にDVDがないんだけど(汗)
私の大のお気に入りのジュリエット・ビノシュがヒロインのチョコ店の女主人のヴィアンヌを演じていて、
訪れる客を前にカウンターの上で盤を回し「何が見える?」と尋ね、
返ってきた答えから「その客に合った」チョコを処方する。
新参者の彼女は村の堅物村長に教会のミサに誘われ断ります。
「でも、マダム・・・」と熱心に勧誘を続けようとする村長に「私はマドモアゼルよ。私、結婚歴はありません」とやんわり退ける。傍らには「ママ」と呼ぶ女の子が遊んでいる。
ヴィアンヌの生き方にも、快楽と堕落の象徴であるチョコを売るのも気に入らない堅物村長は彼女を徹底的に排斥します。その頃ジプシーが村にやってきたのも重なって、
「インモラルをボイコットせよ!」なんてチラシを配り始めちゃったりもする。
ヴィアンヌの娘は学校でいじめられます。
「お母さんは悪魔なの?」「違うわ、ちょっと人と変わってるだけよ」
「どうして赤い靴を履いているの?よそのママは黒い靴を履くわ」
(↑このへんの母と娘のやりとりはちょっと泣けてきます)
若くてまだそれ程クセのないジョニー・デップがヒロインの相手役で、
単に『花を添えるだけ』の役回りも私的に二重丸!!
(ただのイケメンて苦手なんだよね・・・私の永遠の憧れはワハハ本舗の梅ちゃんなので(* ̄ー ̄*))。
ヴィアンヌの赤い靴だけでなく、
この映画全般に『赤』色が非常に効果的に使われています( `・ω・´)グッ.
ヒロインは『可愛い魔女』といった役柄で、
これはかつて薬草の知識に長け、占いなんかも得意で、助産師の役割も兼ねたりしていた『ワイズウーマン(賢い女性)』と呼ばれた女性につながるもの。
無知と男性優位のキリスト教社会の教えにより、彼女らの多くは魔女とされ火あぶりにされてきた。
これは私の個人的な考えなんだけれど、
ワイズウーマンは人の生死にかかわる医療に手を貸していただけなく、
おそらく避妊や中絶の施術の技も兼ね備えた助産師だったんじゃないかな、って思うんです。
意図せず妊娠した女性の駆け込み寺みたいな役割もしていたんじゃないかって。
キリスト教社会はそういうの絶対アカンから、そういうのもあって大きな反発をくらっていたんじゃないかな?
当時の医療従事者ってきっと聖職も兼ねた男性オンリーだっただろうし、
女にしかわからない女の身体の具合ってあるじゃない?
うちだっておとーは内科医だけど私の更年期の症状の相談を持ち掛けると、
「お向かいのおばあちゃんに聞いてきなよ」って言われるもん。
ってなわけで、
キリストさんを敬うよりも宇宙の神秘や自然科学の智恵へと傾倒していたワイズウーマンの多くは
Sep.だったのだろうと思うのです。
Sep.の外見が魔女の様相をしているのではなく、
Sep.の外見をしていた女性たちが異端とされ魔女とされきた・・・
という考え方は斬新で面白くない?
えーっと、明日はおとーが東京へ定期検診の為に朝早くから行かなくちゃいけなくて、
だから私も早起きしようと思って、なのでもう寝ます。
では。
(『Sep.(セピア)の巻』の続きはあるかな?どうかな?(笑))