おもちゃで遊ぶてんまる

親バカと重々承知で言いますが、

うちのコ、可愛いはーと

———————————————————————

 

今月の『NATIONAL GEOGRAPHIC』。


(本の向こうでおとーがごろ寝している)

 

今月の特集、
「樹木のパワー」
「バイキングの素顔」
「ウズベキスタン 底知れない洞窟へ」
「“自撮り” クロザルの現実」
「南シナ海 枯れる水産資源」
「大都会の街角」
・・・の中で、興味を持ったのはバイキングの話より南シナ海の方だった。

といっても、特に目新しいことは書いて無く(なんじゃそりゃ)、
領有権争いや乱獲によって水産資源が枯渇しているって話だった。
このあたりでは60年前に比べて10分の1以下の水産資源量になっているらしい。
短期間のうちに何百という種が絶滅する危険が迫っている。
現実に沿岸から魚が消えるに従い、多くの漁業者が生活の為に係争中の領域に入らざるを得ない状況の中、
中国は「チャンスだ!やれやれ!」とばかりに自国の漁業者にお金をばらまいている。
漁業者はそのお金で漁船団を武装したり、燃料や高性能の船を買ったりしているのだ。

南沙諸島の人工島にしたって「実効支配したものがやはり強い」と、世界的には結局はそうなっちゃうんだそうだ。

2012年にフィリピン海軍の戦艦が、同国から約220キロ沖のスカボロー礁(中国名・黄岩島)で中国の漁業者を逮捕しようとした。違法操業のほか、希少なサンゴやオオシャコガイ、サメを密漁した疑いをかけたのだ。すると中国の沿岸警備隊が介入して逮捕を妨げ、睨み合いとなった。10週間後に双方が手を引くことで合意したが、フィリピンの戦艦が去った後も中国船は居座り、スカボロー礁を実効支配することとなった。

全部中国が悪いのか、というとフィリピン側もやはりまずく、乱獲によって漁獲高が減少し、採れる魚も小さくなったせいで、フィリピンの一部の漁業者は、手製の爆弾猛毒のシアン化物を使うなど、危険かつ違法なことをやってのけてる。このためサンゴやほかの魚まで一緒に殺すことになり海は危機的な状況に陥っている。

でもやはり一番大きな被害をもたらすのは、やはり中国による人工島の建設とオオシャコガイの大規模な密漁で、
この密漁って岩礁の全域を掘り返して貝を採るので、南シナ海で知られる岩礁破壊の大半の原因となっている。
以上のような話が載っていた。

 

岩礁の全域を掘り返すって、あーた、生態系が崩れるってことでしょ。海が死んでいくよ。
まぁ、中国だったらこれぐらいやるだろう、ってな内容だったが、
フィリピン側のシアン化物ってのもやはりマズイよな。

・・・少なくともバイキングは海を壊さなかったよね、と思いつつ、
バイキングの特集も(興味ないけれど)せっかくだから目を通してみるか。。。
では。

 

追伸:おとーは「皆お金持ちになりたいからね、無茶するんだよ。お金持ちになっても無茶しているのが中国だけど」って笑ってた。